ある年齢を越えてくると、懐メロを聴くのが心地よくなってきませんか?

その一方で、昔を懐かしがるというのは、現代に適応していない感じがしますし、老化現象の1つと思われるので、

懐メロに気持ち良くなっている状態の自分を否定したくなる気もします。

私の場合、こんな葛藤があるわけですが、あなたはどうでしょうか?

懐メロ気持ち良い ≠ 老化現象

という期待もあってか、

私は、

懐メロを聴くと気持ち良くなるという現象は、一体どういうことなのか?

ということについて、時々考えています。

 

音楽というのは、その音楽を聴いていた当時の記憶をよみがえらせるという効果がありますよね?

懐メロを聴くという行為は、単に古い曲を聴きたいというより、

自分が若かった頃の記憶を呼び起こすために聴いているという側面が強いように思います。

歳をとると、気力も体力も落ちてくるわけですが (つまり劣化してくるわけですが)、

人間は、老齢化による劣化をなんとか食い止めるために、なるべく努力するようにプログラムされているように思います。

そのための手段の1つとして、懐メロを聴いて気持ち良いと感じるようになっているように思えます。

つまり、

若かった頃の記憶を呼び戻す(=元気になる)

昔の記憶の喚起装置として音楽は有効

若かった頃の音楽(=懐メロ)を聴く機会を増やせば、若かった頃の記憶喚起の機会が増える

その機会を増やすため、懐メロを気持ち良いと感じるようになっている

やや強引な理屈ですが、、

本能的に、こういった行為をするようになっていると思います。

ですから、

懐メロを聴いて気持ち良いということは、

老化が前提になっているものの、

老化防止のための行為をしようとしている、と考えられないでしょうか?

したがって、

一概に悲観することはないと思います。