よく、「あの人はオーラがある」などと言われますが、

人のオーラについて考えてみたいと思います。

芸能人とオーラについて

あなたがこれまで一番オーラを感じた人は誰ですか?

芸能人??

私はこれまでそれなりの数の芸能人を見てきましたが、
カメラが回っていないところでは、
ほとんどオーラは感じたことがないですね。

というか、

日常生活ではオーラを消していますよ。
少なくとも、売れている人はそうです。

至近距離にいても、はじめは気が付かないくらいのことが多いです。

 

ただ、一般人にはない独特の反応をします。
それは、「反応がない」という反応です。

 

チラチラ見たりすると、普通の人は何かしらの反応をするものです。
反応の仕方は様々ですが、
見られているという意識が普通はどこかに出ます。

それが自然な反応です。

しかし、

売れている芸能人というのは、
見られることが当たり前になっているので、
どんなに見られても、何の反応もないことが普通です。

反応する芸能人は、
あまり売れていない人か、売れ始めて間もない人です。

 

ただし、カメラが回ると一転します。

ある大物俳優が亡くなった時、
その人の自宅へかけつける大物芸能人達を至近距離で見たことがあります。

かけつけたのは、

明石家さんま、渡辺謙、和田アキ子、竹下景子、
森繫久彌、沖田浩之など、かなりの人数でした。

 

近所を散歩していたら、
あるマンションの入り口前に提灯が出ており、
やたらと報道陣が集まっていたんですね。

そうしたら、次々と芸能人がやってきました。

規制も何もないので、カメラマン達のすぐ後ろで見ていたのですが、
かけつける人達は、近づくまでは気が付かないくらい普通の人の感じなんですが、
カメラを前にすると、急に芸能人らしくなるんですね。

これには、ちょっとびっくりしました。

明石家さんまさんは、
カメラの前に来ると急に芸能人オーラを発しました。

森繫久彌さんは、
車イスに乗って点滴を打って完全に病人状態だったのですが、
カメラが回ると、急にスッとなって元気に話し始めたので驚きました。

コントかと思うくらいの変わりようでした。

 

とにかく、芸能人については、
売れている人ほど、 カメラが回っていないところではオーラは感じないということです。

本物のオーラを感じた場面

以前、私は仕事でほぼ毎日、裁判所(東京地方裁判所)へ行っていたので、
時々、ロビーや廊下で “その筋” の集団を見かけました。
身内の裁判の傍聴に来ていたわけですね。

このように、普通の人よりは、“その筋” の人を見慣れていたわけですが、
ある時、明らかに雰囲気が違う集団がいました。

なんというか、

まず、みんな明らかにガタイがよくて、
ゴルゴ13みたいな雰囲気の人ばかりなんですよ。
元空手日本1、柔道日本1みたいな人ばかり。

すごく静かで、虚勢を張ったところが1ミリもないのですが、
肝のすわり方と絶対的な「自信」というものが、すごく伝わってきました。
一言も発せずに仕留める感じです。

上からの命令があれば、何の迷いもなく業務遂行しそうでしたし、
いつでも身を挺して守る「覚悟」があることが伝わってきました。

本物のオーラというのは、こういうものなんだと
すごく感じましたね。

オーラはどこから出て来るのか考えると、
「自信」と「覚悟」があることが条件でしょうね。