地方から上京する人で、
それまで東京にほとんど来たことがない人は、
東京に対して、自分なりのイメージをもっているものです。
そして、そのイメージは、
ほとんどの場合、良くも悪くも裏切られます。
私の場合、上京したのが「バブル絶頂期」でしたから、
東京に対する妄想は、まさにバブルのように膨らんでいました。
↓ こんな感じw
上京してしばらくすると、その妄想は、
バブル経済と同じようにはじけてしまいました。
東京に来て、まず驚いたのは、街が汚いことでした。
繁華街は、街中ゴミだらけという印象でした。
(現在と当時では、環境に対する意識や対策がかなり変化しているので、
最近上京した人は、それほどは感じないかもしれません。)
次に驚いたのが、
ダサい人がたくさんいたことです。
田舎者の発想としては、
「東京人」=「おしゃれ」と勝手に思っているものですが、
アレレ?
ダサい人がたくさんいるぞ?
そりゃ、みんなセンスがいいわけはないので、
考えてみれば当たり前です。
ダサいのは我慢できます。
誰に迷惑をかけるわけでもないので。
しかし、
電車に乗ると、
ダサい人はもちろん、
変な人、
汚い人、
マナーの悪い人、
バカそうな人、
そんな人達が多くてびっくりしました。
(当時は特に多かったのかもしれません。)
なんじゃ、こりやー?
変な人ばっかりじゃないかー!
当時は主にJRを利用していたので、そう思うのも無理はありません。
人種がごちゃ混ぜですから。
私の頭には、
電車=変な人がたくさん乗っているもの
というイメージがインプットされました。
しかし、
ある時、このイメージを覆す路線がありました。
この電車、ちょっと人の層が違う。
なんか、みんな「まとも」だぞ。
こんなまともな世界があったのか!
そういえば、
はじめ、東京に抱いていたイメージは、こんな感じだったなぁ。
この路線は、「東急田園都市線」でした。
明らかに、他のどの路線とも空気が違いました。
しかし、
この東急田園都市線も、現在は埼玉方面まで無駄に伸びていることもあり、
昔に比べて、だいぶ人種がごちゃ混ぜになってきています。
それでも、他の沿線に比べると、マシであることはたしかです。
沿線住民は、大企業のサラリーマンが多いです。
当然、学歴もそれなりに高い人が多く、子供の教育に熱心です。
そして、小学生がすごくまともなんですね。
子供の目付きを見れば、大体、知性レベルがわかりますが、賢そうな子が多いです。
はじめは、
おおっー、まともな小学生がいたー!
と感動したものです。
そんな田園都市線ですが、
通勤ラッシュは半端ない混雑です。
まさに通勤地獄。窓が割れたりしてますからね。
この混雑は、体験した人でないとわかりません。
これさえなければ、
すごくいい路線なんですけどね・・。
子供の教育と、奥さんにとっては、とてもいい路線なんですが、
通勤に利用するおとーさんにとっては、毎日が戦いの路線です。