大前提として、本来、「お笑い芸人」に学歴は関係ないと思います。
もし、学歴を「売り」にしているのならば、
その時点で、その芸人は自分が「芸人」であることを否定しているようなものです。
ただし、付加価値の付け方としては上手いですね。
もっとも学歴が必要とされない職業の1つである「芸人」であるにもかかわらず、
高学歴というギャップは、ある意味、「学歴」を一番効果的に使っているとも言えます。
希少性に価値がありますからね。(希少性は薄まりつつありますが)
例えば、東大卒がゴロゴロいる集団の中では、
「東大卒」という肩書は何の「売り」にもなりませんからね。
ただ、「芸人」としては、
そんなセコいギャップを使っている時点でアウトであり、
少なくとも一流とはいえないと思います。
その一方で、事実として、
これだけ高学歴の芸人が増えてきたということは、
「芸人」の定義があいまいになってきているということでもあり、
好意的に考えると、芸人が活躍する範囲も広がってきているわけですね。
「芸人」と「キャスター」、「芸人」と「文化人」の境目がなくなってきており、
そういった分野への「パスポート」として、学歴が威力を発揮することも事実です。
たとえば、制作サイドが「キャスター」のオファーを出す場合、
「あの芸人は高学歴だから使ってみよう。」ということは実際多いわけですよね。
きっかけになるというか、チャンスが広がることはたしかです。
だた、本当の意味で「芸人」というのは、
出川哲朗みたいな人を言うのだと思いますけど。
変なプライドをもった人は、本来の「芸人」ではないと思います。
そもそも、芸人って、プライドを捨てることがスタートですよね?
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