メディア露出の多い気鋭の社会学者、古市憲寿氏。

日本の「転換点」はいつだった? 古市憲寿VS山崎正和 (朝日新聞デジタルSELECT)

かなりの辛口なコメント、失言?などでも話題のようですね。

私は、古市氏、結構好きです。

ところで、氏のプロフィールを見ると、学歴欄には「東大大学院博士課程」などとしか書かれていないので、

てっきり、大学も東大だと思っていましたよ。

社会学者って、ほとんど東大ですからね。

でも、大学は慶応のSFCだったんですね。

(ちなみに、ビリギャルもSFCです。ビリギャルは、総合政策学部のようですが、古市氏は、環境情報学部です。)

しかも、ウィキペディアレベルの情報によると、AO入試らしい…(ホンマかいな?)。

もし、AO入試というのが本当だとしたら、めちゃくちゃロンダじゃないですか。

ロンダの凄い成功例ですよ。

社会学の研究対象としたいくらいです。

特に隠しているわけではないようですが、前面に出される「東大」に対して、「SFC」については、かなり消極的であることは否めませんね。

他人に対して、痛いところをグリグリとエグる芸風?からすると、

自分のことについても、もっと開示した方がフェアな気がしますが…。

まあ、学歴は置いておいて、学者として活躍してるからいいのですが。

キャリアプランとセルフブランディングの上手さが、正直羨ましいですだけです。ハイ。

学者としては、若者の価値観や生き方が研究テーマの模様。

私が、古市氏を知ったのも、NHKの番組、「真剣10代しゃべり場」じゃなかった、「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」でしたから。

ちなみに、「ニッポンのジレンマ」は、20代から30代の人達が、

「しゃべり場」や「朝まで生テレビ」のように、

結論の出ないテーマについて、知識をひけらかしながら、延々と討論する番組です。

それはおいておいて、研究テーマが「若者」の場合、自分も「若者」であるから価値があるのであって、

つまり、「大人」から見た不可解な「若者」について、

「若者自身が」分析して、「大人」に翻訳してあげる、というところに価値があるのです。

ですから、自分自身が、「若者」でなくなった場合、

当然に「若者」との感覚とのズレが出てきますし、

オジサンが若者を評論するなんて普通のことなので、段々と価値がなくなってしまいます。

そういった意味では、研究テーマを「若者」としている場合、自身の年齢とともに次第に需要がなくなっていくという運命にあります。

そんなこと、アタマの良い古市氏なら当然にわかっていることです。

今後、古市氏が研究対象をどういった方向に向けていくのか、とても興味をもっています。

古市氏の辛口コメント、辛口分析はかなり好きですから。

大田舎・東京 都バスから見つけた日本

絶望の国の幸福な若者たち (講談社 α文庫)

だから日本はズレている(新潮新書)