現在、大学生の約半数が奨学金を利用しているそうです。

奨学金は昔からあり、「育英会」のイメージがあります。

現在は、色々と民間の業者が入っているようです。

奨学金のタイプは、「給付型」「無利子型」「有利子型」ですが、現在は、「有利子型」が多数を占めているようです。

有利子の場合、学生ローンと変わらないわけです。

学校を卒業しても正規社員になれず、返済に苦しむ人が多いようです。

「給付型」を拡大していくべきでしょうね。

また、仮にも、”奨学金”であるならば、無利子とすべきと思います。

一方、奨学金を利用しない場合、アルバイトで賄うことになりますが、

学生が世間知らずであることをいいことに、劣悪な労働条件で働かせることが問題になっています。

いわゆる”ブラックバイト”です。

試験期間中もシフトをいれるとか、ノルマを課すとか、色々と厳しい労働環境に置かれるようです。

社会経験のためとか、遊ぶお金のためにバイトをするならば、いやならば断れますが、

生活のためや、学費のためにバイトをする人は大変です。

同じバイトといっても、余裕があれば楽しめるでしょうが、

生活のための義務となると、つらいですね。

労働条件については、学生側も、少し労働基準法などを勉強すれば、雇い主との交渉も変わってくると思います。

大学生なのですから、多少の知識はあってしかるべきでしょう。

また、レベルの高い大学ならば、家庭教師などの割のよいバイトにありつけますが、

そうではない場合、居酒屋とかコンビニとか、安く買い叩かれる職種になりがちです。

これといったスキルも身に付きませんしね。まさに、時間の切り売りです。

こういったところから、すでに格差が出ています。

企業側が待遇改善することが本筋ですが、学生の側も、言われるままに使われるのではなく、知識をつけて対抗していくべきでしょう。