ゼネラリストとスペシャリスト、どっちがいいのでしょうか?
少なくとも、バブル崩壊までは、
完全にゼネラリスト優遇であったことは、疑いのないところでしょう。
その後、不景気になってからは、
特にスキルアップ全盛期には、スペシャリストがもてはやされました (実際の会社内での扱いは別として) 。
ネットが普及し、今後、AI時代を迎える今、またわからなくなってきています。
現実的な処遇としては、
日本の雇用形態、社内体制からいって、昔も今も、やはりゼネラリストが優遇でしょうね。
というか、
そもそも、多くの日本の会社では、スペシャリストを育てる気もなければ、育つ環境もないのが普通と思います。
普通、出世していくと、ラインの管理職になりますので、自然とゼネラリストになってしまいます (ゼネラリストになることが要求されます) 。
専門職の場合、はじめから違う入社の仕方をしていたり、ラインから外れた人や、役職定年になった人など、
およそ、スペシャリストとはいい難い、単なる “ゼネラリストの劣化版” というポジションが多いのではないでしょうか?
ちゃんとしたスペシャリスト用の専門職コースを用意して、処遇もしっかりすべきと思います。
一番の理想は、両方を兼ね備えることですが、
能力的に可能であっても、実際の稼働としては、体力的にかなりきついものとなります。
転職市場などでは、専門知識があり、かつマネジメント経験もあると、それなりの需要はありそうですが。
異動ばかりさせていると、
仕事内容もよく分かっていない、その場しのぎで、なんとなく日々の業務をこなしているだけの、
顔色伺いと、調整という名の根回しだけが得意なオジサンを量産させるだけです。