先日、高齢化するひきこもり問題を扱ったNHKの番組を見ました。

『クローズアップ現代』だったような、違うような。

話が脱線しますが、

ここ数年の間に、クローズアップ現代は、

テーマ選びの感度が良く、めちゃくちゃ攻める番組になっているので、

ちょくちょく見ているんですよね。

いつだったか、

S◯Xを扱ったテーマの時があったのですが、生放送で、アナウンサーに「S◯X」を連呼させていました。

男性だけでなく、若い女性アナウンサーにもですよ。

いやー、攻めてますよ。

これって、社会で問題となっていることに対して、

ごまかすことなく、正面から取り上げたいという心意気なんだと思います。

この姿勢は、高く評価すべきではないでしょうか。

さて、本題に戻りますが、

クローズアップ現代か、何かの番組で、高齢化するひきこもり問題を取り上げていて、

そこで初めて「8050問題」という言葉を知りました。

8050問題とは、

ひきこもりの子供が50代、親が80代になって、生活が行き詰まってしまう(そういう家庭が増える)問題のことです。

この問題、本当に数年後に顕在化してくるのではないでしょうか。

人口ボリューム層で、かつ生活が安定していない人が多い世代、団塊ジュニア世代が数年後に50代に入りますからね。

ひきこもり高齢化問題は、

ここ数年で、国や自治体が対策に乗り出したばかりで、まだ実態を把握していません。

2018年度に、内閣府が、40歳から59歳を対象にした、ひきこもり実態調査を初めて行うそうです。

早ければ、年内に結果公表するらしいですが、衝撃的な結果が出るような気がします。

いったい、どんな調査方法を採用するのか?

調査方法によって、結果がかなり左右されますが、政府はビビらないで、正しく結果を公表していくべきと思います。

 

 

最後に2018年9月に出た本を紹介しておきます。

従来のありがちな脱出論と一線を画す本です。

40代ひきこもりのリアルな生活実態と心情について、

多くの事例が生々しく紹介されており、

すごく考えさせられます。

当事者の共感を得られる数少ない本だと思います。

 

ルポ ひきこもり未満: レールから外れた人たち (集英社新書)

 

※以下は読んでいません。

 

ひきこもりのライフプラン――「親亡き後」をどうするか (岩波ブックレット)

地域におけるひきこもり支援ガイドブック―長期高年齢化による生活困窮を防ぐ

↓ これは何だかよくわかりません。

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