社会をとりまく雰囲気って超重要だと思います。

バブル崩壊までは、明日は今日より良くなるという漠然とした希望がありました。

今は漠然とした不安が漂っています。

たしかに、日本の労働人口が減少する、高齢化が加速する、年金がもらえないかもしれない、などといった問題に加え、

先行きが見えない時代に突入し、不安要素として、は限りありません。

ここ数年AIの取り上げ方にしても、”なくなる職業はどれか?” という論調で、不必要に不安を煽っているような気がします。

恐怖心や不安を煽るというのは、商売の王道の1つなので、出版界などから、この手法が消えることはないと思います。

出版不況なので、タイトルで釣りたい気持ちもわかりますが、

なんでもいいから、売れればよいという、セコい考えではなく、

世の中に役に立つという視点に立ち返ってもらいたいです。

さて、

話を戻しますが、

先が見えない時代というのは、不安である反面、チャンスな時代ですよね?

下克上が起こる可能性が高いわけで。

AIにしたって、確実に世の中は良くなるわけですから、人間は、より人間らしい活動に専念できるわけです。

誰がやっても同じであるような仕事が減るのは、いいことだと思いますけどね。

“作業好き”の人にとっては、死活問題かもしれませんが。

高齢化の問題にしても、日本が新しいモデルケースを作るチャンスだと思います。

向上心がある人にとっては、いい時代になりますよ。

もっと、肯定的な文脈で語るべきです。

冷静に現実を捉えつつ、

その一方で、何かわからないけど、ワクワクするという、漠然とした希望をもって生きたいものです。

 

 

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