二子玉川は昭和的価値観の街。

これを聞いて、妙に納得してしまいました。

発言者は落合陽一さんです。

↓ この本の中で言っています。

日本再興戦略 (NewsPicks Book)

二子玉川は、交通が便利で、世田谷区にもかかわらず、川などの自然もあり、公園もあり、一通りの商業施設も揃っています。

最近は、二子玉川ライズという商業施設が出来て、さらに利便性が増しました。

色々とバランスがとれているんですよね。

また、近隣住民の教育熱が高く、アッパーサラリーマン(もしくはそう思いたい人達)が多く住む街です。

そんな、一見あこがれの街の二子玉川ですが、なんか薄っぺらいんですよね。全てが人工的な感じがします。

独自に育ってきた文化がないというか。

あえて言うと、

世間から良く思われたいという文化は蔓延しています。

自分はこれが好きだという価値基準ではなく、世間で評価される基準に合わせて生きているというか。

そして、プライドは妙に高い。

中央線文化とは逆方向です。ちなみに、私は、基本的には中央線文化派です。

私の周りで東急沿線が好きな人も、二子玉川は好きではないという人が結構います。

私は利便性重視なので、そんなに嫌いではありません。

落合さんが言う昭和的というのは、バブル的価値観というか、トレンディドラマ的な価値観ということのようです。

マスコミによって作られた、”これがイケテる生活スタイル”という一方方向のイメージに憧れる人が住みたがる街ということでしょう。

でも、休日にマックに並ぶ長蛇の列を見ると、いったいこの人達は何を良しとしているのか、不思議になります。

画一的で多様性がない、自分の軸がないという点で、いくら施設が新しくとも、昭和的なんでしょうね。

 

二子玉川物語 バー・リバーサイド2 (ハルキ文庫)