先日、東京MXテレビでたまたま放送していた『最強のふたり』という映画を見ました。
全く期待していなかったのですが、予想に反してかなり良い出来の映画でした。
この映画はフランス映画なのですが、良い意味でフランス映画らしさがありません。
どちらかというと、ハリウッド映画寄りの作りです。
フランスでは、3人に1人が見たそうで、フランス国内外で多くの賞を受賞しています。
フランスでの公開は2011年、日本では2012年に公開されています。
日本ではそれほど話題にはなっていなかったと思います。
レンタルDVD店のオススメコーナーで紹介されているのをよく見ましたが、全く興味がいりませんでした。
というのも、
“首から下が不随の大富豪と黒人との友情”というありがちなテーマだったからです。
しかし、この作品は実話を元に作られており、安っぽいドラマではありません。
映画全体のトーンも、押し付けがましいところがなく、暗くもありません。
素直に笑える場面が多く、テンポよく進行します。
それでいながら、人生にとってとても重要なことについて思い出させてくれる作品です。
その場限りのカラ元気ではない、生きる気力を与えてくれるような映画です。
また、音楽も素晴らしい出来です。
元気を出したい人に特にオススメの映画です。