女優の鈴木砂羽さんは、
今では舞台の演出家をするまでになりましたが、
鈴木砂羽さん自身が劇団員の役をやっている映画を知っていますか？
その映画は、『愛の新世界』という映画です。
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この映画で鈴木砂羽さんは主演をつとめています。
１９９４年の作品で、主演女優はオーデションで選ばれました。
それなりに話題になった映画ですが、
実際に見たことがある人は、それほど多くはないのではないでしょうか？
『愛の新世界』について
この作品の特徴について簡単に紹介します。
１ インパクトがある
この映画は、ひとことで言えば、かなりインパクトがあります。
まず、主演の鈴木砂羽さんが、〇行為するシーンがあります。
それも、恋愛ふうの美しい行為としてではなく、
仲間の男性劇団員の〇欲処〇係みたいな感じで行われます。
普通の映画で、女優さんがここまで、
体当たりの演技をするのは、他では見たことがありません。
このシーン「だけ」を切り取って見ると、直接的には“芸術性”など皆無ですから。
（※作品全体の世界観を描く上では極めて重要なシーンです）
２ 独特の世界観を描いている
男性劇団員との〇行為のシーンですが、
だからといって、
無理やりではなく、
完全に合意の上での行為であり、
そこに暗さはなく、
友情の延長線上みたいな感じです。
本人達にとっては、なんか自然なんですね。
既存の価値観から考えると理解しがたい関係性ですが、
こういう世界もあるのかな？
こういった愛のかたちもあるのかな？
と思わせるものがあります。
まさに、「愛の新世界」です。
その他、S〇嬢と客のヤ〇〇との間の奇妙で真摯な愛のかたちなど、
いろいろな愛の世界が描かれています。
これは、実際に作品を見てみないと伝わらないと思います。
３ キャストが多彩
男性劇団員として、宮藤官九郎と阿部サダヲが出ています。
その他、友情出演（「愛情出演」と表現されている）も含めると、
以下のとおり、かなり色々な人が出演しています。
松尾スズキ
杉本彩
萩原流行
大杉漣
田口トモロヲ
武田真治
哀川翔
松尾貴史
袴田吉彦
鈴木ヒロミツ
まとめ
とにかく異色な作品なので、好き嫌いが分かれると思いますが、
一度見てみる価値はある映画だと思います。
他にはない独特の世界観が描かれています。
この作品が鈴木砂羽さんのデビュー作にして出世作となりました。
個人的には、劇中劇で宮藤官九郎さんが漁船に乗っているシーンが好きですね。
１９９４年にこの作品を作ったというのは、画期的なことだと思います。
