最近『多動力』という本を出した堀江貴文さん。
いやー、よく頻繁に本を出しますね。
本人の意向というよりも、売れるから、出版社からの依頼が多いのでしょう。
私も何冊か持っていて、色々参考にさせてもらってます。
今回は「電話してくる人とは仕事するな」という、ちょっと極端なご意見が紹介されています。
普通の会社員では、ちょっと無理かと思います。社長なら可能でしょうが。
堀江さん自身、会社員として雇われたことがないので、
普通の会社員向けのアドバイスとしては、やや現実味のない意見が多くなってしまう点があるのは否めません。
堀江さんの本を読んでいる層は、学生か、会社に不満があってくすぶっている層か、純粋に新しい問題意識を持っている人達と思われます。
もし、みんなが、堀江さんの意見にしたがって会社をバンバン辞めていたら、堀江さんの本はこれほど売れていないでしょう。
つまり、堀江さんの本を支えているのは、堀江さんの意見を実行に移せていない人達であるという、
なんとも矛盾した構造になっていると思われます。
極端な意見を言ったほうが、インパクトがあるので、出版社や編集者は更に煽ってくるのでしょうが、
出版社や編集者の人達自体も、堀江さんの意見を実行することが出来ていないサラリーマンでしょう。
電話をかけてくる人と仕事をしないというのは、少なくとも、現時点では、普通の雇われ人には現実的には困難です。
堀江さんは、かなり先を走っているので、時代がまだ追い付いていません。
時代の変化が速いので、数年後には、当たり前になっているでしょうか。
↓ 2017年7月6日に自分でこんなのを出しているのを発見。