評論家の渡部昇一さんが亡くりました。

私が渡部昇一さんの本を読んでいたのは、中学生の頃です。

学校帰りに、市内の大きな本屋に立ち寄ることがよくあり、

三笠書房などの自己啓発系の本をよく読んでいたのですが、、(笑)

先入観なく立ち読みしていて、

なんとなく、気になる本を選んでいたら、

渡部昇一さんの本が複数入っていたんですね。

どうやら、この人 (の本) とは波長が合うようだな、と思ったのが始まりです。

翻訳ものが結構含まれていたんですけどね。

この方の本のタイトルは、「知的~」というのが多いですが、

当時の私は、貪欲に、知的なものを求めていたんだと思います。

若いですからね。。

しかし、

高校に入った頃には、飽きてしまっていたので、正直、本の内容は良く覚えていません…。

ただ、渡部昇一さんの本は、考え方に筋が通っていたように、おぼろげながら記憶しています。

人生訓みたいな感じも強かったですね。

見える世界が広がりました。

少なくとも、最近の中身のないビジネス書なんかとは、格調が違いましたね。

そう、そう、格調があるのですよ。

品格があるのです。

最近の本は、(編集者が悪いのでしょうが) 自ら「品格」とか、タイトルにつけてあったりしますが 、、

そういう行為自体が、すでに「品格」がないという自己矛盾をおかしていたりします。

あれれ??

そう考えると、

自分で「知的」とかタイトルにつけちゃうのも、自己矛盾的ですね…。

それは置いておいて、、

とにかく、

知の巨人ですよ。

ご冥福を祈ります。