自分に自信がない人は、”バカ” をやれない傾向があります。
それはどうしてでしょうか?
周りから本当にバカと思われてしまう恐怖があるからです。
人生経験として、”バカ” をやることは必要なことがあります。特に男性で若い時は。
“バカ”をやれない人は、
自信がない→バカをやれない→人間の幅が広がらない (=経験値が低い)→自信がない
というスパイラルに陥り、ますます差が拡大していきます。
これと似たような現象は、私生活だけでなく仕事の時も見られます。
例えば、会議の時で、
①Aさんが、一見もっともらしく難しそうなことを言う (でもピントがズレている(笑))
②Aさんの発言を理解していないとバカだと思われるので、BさんもAさんに合わせた発言をする
③どんどん、ピント外れな方向へと、(もっともらしく) 議論が進む
④何かすごい議論をしているぞ、という自己満足的な雰囲気になる (でも、全然ピント外れで問題の解決になっていない)
みんな賢いふりをして、マニアックな議論になっていきます。でも、明後日の方向へ向かっているという(笑)
こういう時は、軌道修正をしないといけません。
しかし、自信がないとそれが出来ません。
(というか、そもそも方向性のズレに気付いていない?)
仕方がないので、
軌道修正の役を買って出ることが、しばしばあります。
「今の議論について、細かいところは難しくて良くわかりませんが、そもそも、問題のポイントは、コレコレこういうことではないですか? (=今の議論は意味がないですよね?)」
と言って、やっと無駄な議論を止めさせるわけです。ヤレヤレ。
これまでの日常生活で “バカをやる” (=バカを演じてみる) という経験が、少なからず活きているように思います。