最近、クリニックに通院しているので、薬局に行くことが多くなりました。
なので、薬剤師さんと接する機会も多くなりました。
薬の受け渡しという、ピンポイントでの接点しかありませんが、
薬剤師の人間性や働き方について、多少は垣間見ることが出来ます。
そうすると、薬剤師の職場環境などについて、色々と考えることが出て来ました。
当たり前ですが、薬剤師になるには、大学の薬学部に入る必要があります。
ということは、
遅くとも、高校生3年生の時には、薬剤師になることを決めているわけです。
親が経営している薬局を継ぐため、という人もいるでしょうが、
そうでない人は、18歳になるまでに、どのようにして薬剤師になるこを決めているのでしょう。
・手に職をつけたいから?
・白衣に憧れて?
・知的な感じがする?
・会社のような、煩わしい人間関係がなさそうだから?
・女性が働きやすそうだから?
・女性が多そうだから?(男性の場合)
・化学系が好きだから?
・純粋に薬が好き(?!)だから??
選択期限の年齢(18)からして、おおよそ、以上のようなものでしょう。
少なくとも、
「バリバリ営業したい!」とか、
「とにかく、人と接するのが好き!」とか、
「仲間とワイワイ仕事したい!」
といったタイプは、
数ある職業の中から、薬剤師を選択しないでしょう。
特に男性の場合は、
ちょっと暗め、人付き合いはあまり得意でない、でも、周りに女性が多いのは構わない、
という、”ちょっと複雑に拗らせた感” のある、性格傾向があるのではないでしょうか。(偏見ですが)
こんなことを考えるようになったのは、
最近、調剤薬局の受付で、違和感を感じることが、たびたびあるからです。(多くは男性)
今は、薬を渡す際に、(過剰なまでに) 逐一、薬の説明をするという”儀式” が行われます。
法令上の義務なのでしょうが、完全に形骸化しています。
特に、薬が何種類もある場合、口頭で、ずらずらずらと説明されても、覚えようがありません。
薬と一緒に渡される紙を見ればわかります。
また、この儀式をする際、不必要にハイテンションで大声で読み上げる人がいます。
周りの客に聞こえて、そのほうがプライバシー的に問題だろ! と思うのですが、
薬局側 (薬局を指導する厚労省) の指導方針なのか、やけくそなのか、この “大声朗読会” は結構あります。
もともとの”拗らせキャラ”が、ハイテンションで大声朗読するので、
その違和感たるや、ハンパありません。
そのたびに私は、
この人も、静かに仕事出来ると思って薬剤師になったら、劇団みたいなことやらされて、大誤算だろうな。
などと思ってしまうのです。
あと、儀式のメニューには、
「服用してみてどうですか?何か変わったことないですか?」
と尋ねて、
「大丈夫です。変わりありません。」
と答える、というお約束がありますが、
形骸化の極みです。
何度か、
「これがこうで、どうのこうの」とお約束を破って、真面目に?答えている人を目撃しましたが、
結局、
「先生に相談して下さい。」
で片付けられるのですから、
全く意味がありません。
この質問タイムをきっかけに、
「いや~最近はね~」と、病気自慢から世間話に発展してしまう場面も、何回か目撃しています。
だいたいが、薬剤師が若い女性で、客がオッサン、というパターンです。
オッサンは、後の順番の人の迷惑など、1ミリも考えていない満足顔で帰っていきます。
若くて綺麗な女性薬剤師は、カウンセラーの役目も担うことになります。これも誤算でしょう。
薬局での待ち時間がやたらと長いことが多いですが、こういった事情も大いに影響していると考えます。
あと、男性薬剤師の限定ですが、明らかにコミュニケーション障害の人も見受けられます。
怪しいこと、この上ない。
客としての僅かな時間に感じるレベルなので、四六時中、一緒に過ごす女性薬剤師は大変でしょう。
その他、ドラッグストアなどでは、
通常レジの接客対応をしている薬剤師もよく見かけます。
少なくとも、18歳時点に抱いた将来像からしたら、大誤算でしょう。
以上、主に街の調剤薬局についての客目線からの観察ですが、
薬剤師は、世間で思われているより、(国家公務員になるなど) 活動の範囲が広いようですね。
職場環境が様々である上に、転職もしやすいので、人材流動が活発な業界と思います。