80年代~90年代初頭の若者文化雑誌
40代以上の方ならご存じと思いますが、
バブル期に若者男性を読者層とする「ホットドック・プレス」という雑誌がありましたよね。
「ポパイ」と人気を二分していた雑誌です。
ファッションや恋愛マニュアルなどが書かれていた、あの雑誌です。
僕が読んでいたのは、主に高校生の頃です。
地方の高校生には、あまり関係のない内容ばかりでしたが、
ネットがない時代、田舎者には、貴重な(?)情報源でした。
「東京の大学生はこんな楽しい生活をしているのかぁー。」(実際は、そうでもなかったと思いますが)と、
あれこれと妄想を膨らませたものです。
「よーし、オレも東京のメジャーな(笑)大学に入って楽しむぞー。」
と よくわからないモチベーションを駆り立てたものでした。
バブル絶頂のあの頃、時代の風潮がそんな感じでしたので、
地方から上京する若者の多くはそんな感じだったと思います。
北方謙三氏の名物コーナー「試みの地平線」
ところで、
ホットドック・プレスといえば、、
北方謙三氏による「試みの地平線」という若者相談コーナーがありましたよね。
↓ 人気コーナーだったので書籍化されてました。
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伝説のセリフ「ソープへ行け!」
「好きな子のことで悩んでいます。どうしたらよいでしょうか?ウジウジ(以下略)」
という相談に対して、
北方氏の名ゼリフ、「悩んでないで、ソープへ行け!」
が決まって炸裂するという、今となっては伝説のあのコーナーです。
この名ゼリフ、結構流行っていたので、
仲間内でギャグとして使われることもよくありました。
まあ、乱暴過ぎる回答なので、、
多くの場合は現実的な解決方法に(まるで)なっていないのですが、
発想の転換というか、気を大きく持て!というメッセージとしては、
意味があったようにも思います。
最近、
なぜか、「ソープへ行け!」を思い出してしまい、思わず笑ってしまいました。
ついでなので、
ホットドック・プレスについて、ちょっと調べてみたのですが、
何年か前に、ザキヤマ氏が司会でBS番組として放送していたんですね。
どんな作りだったのか、見たかったですね。
最近、kindleで出ていることを発見!
完全に当時の読者を想定しています。
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