逆上がりが出来なくて苦しんでいるお子さんのために、
ちょっとしたコツをお教えします。
僕自身は、小学校の体育の時間に模範演技をやらされたりして、
全く意識することなく出来たのですが(自慢にもならないエピソードですが…)、
うまく出来ない子はどこがダメなのだろうと観察してみました。
うまく出来ない子は、
無駄に勢いで回ろうとしているように見えました。
イメージ的には、
遠心力で回ろうとしている感じです。
↓ 【ダメな例】 ↓
まず、このイメージを払拭しないといけません。
繰り返しますが、 “勢い” などいりません。
鉄棒を握ったら、おヘソの辺りを鉄棒にスッと引き寄せます。
↓ 【良い例】 ↓ (ただし、握り方は「逆手」じゃない方がよいです。
この時、足がビロ~ンと、遠くに伸びていてはいけません。
というか、伸びていたら、おヘソを引き寄せられません。
体を「くの字」の形にして、おヘソを鉄棒に引き寄せれば、
あとは自動的にクルンと回ります。
スッ ⇒ クルン ⇒ ストン
そんな感じです。
無駄な動きがなく、超余裕でこなしている感じになります(実際、超余裕で出来ます)。
筋力もいりません。
特に、腕の力はいりません。
もし、筋力がいるとすれば、
それは、腹筋です。
体を「くの字」形に保つための筋力です。
お子さんに、このコツを教えてみて、もしダメだったら、
1日10回でもいいので、腹筋運動をやらせてみて下さい。
それで、しばらく経過してから再チャレンジしてみれば、
かなりの確率で成功すると思います。
遠心力方法(= 間違った方法)を何回繰り返しても、
無駄に疲れるだけです。
失敗のイメージもついてしまい、自信を失ってしまいます。
最悪、諦めてしまうことにもなりかねません。
あなたのお子様がうまくいくことを祈っています!