2月20日、社会起業家セミナーに行ってみました。
主催は、グロービズ経営大学院と日経ビジネススクールです。
ちなみに、社会起業家に、特に興味があるわけではありません。
当日は悪天候でしたが、座席はほとんど埋まってました。
私は、超お気楽な参加者でしたが、
参加者の中には、ノートパソコンに打ち込みながら聞いている方もいました。会社から派遣されて来ていたのでしょうか。
セミナーの内容は、
3人の社会起業家の方が、まず、それぞれの取り組みをプレゼンし、
その後にディスカッション、
最後に質疑応答、
というメニューでした。
3人の方全員が、東北の被災地で活動されていました。
1人の方は、東日本大震災の時に、実家の様子を見に行って、そのまま現地に居着いてしまったそうです。
もう1人の方は、大学生の時から活動していたとのこと。
もう1人の方については…、忘れました。。
団体の形態は、
2つがNPO、1つが公益財団法人です。
そのうちの1つは、
霞ヶ関の新人官僚が、研修として何ヵ月か滞在したりしているそうです。
2人の方は、
以前は東京の大手企業で働いており、現地で受け入れられるまでには、色々と苦労されたようです。
地元に受け入れられ、活動を拡げていく苦労と、
非営利で活動を持続させていく仕組み作りがポイントのようです。
話を聞くなかで、重要と思われたのは、以下の通りです。
◆なによりも、地元の人の話を “聴く力” が大事である。まず、聴くことから始まる。
◆一度に多くの人を巻き込むのは難しい。目の前の1人との、1対1のコミュニケーションから拡がっていくものである。
◆営利団体であろうと、非営利団体であろうと、価値を提供することが重要であることに変わりはない。
ディスカッションや質疑応答を仕切っていたのは、
村尾桂子さんという方でした。
この方は、
「会社を辞めても辞めなくてもどこでも稼げる仕事術」
(安藤美冬さん他、計8名の共同執筆)
という本の共同執筆もされている方です。
聴講者の知りたいことを代弁してパネラーに切り込んだり、
要領を得ない質問がなされた際に、うまく加工して橋渡しをしたり、
仕切りがとても上手く、参考になりました。
以上、今後、社会起業家なるものが増えていきそうな気配を感じた体験でした。