人は1人で生きていない以上、社会の決まりごとは必要ですよね。
決まりごとには、守らないと罰せられる法律などから、特に根拠もない社会規範や慣習、常識など様々あります。
その決まりごとに合理的な理由があればよいのですが、いつの間にか、それが当たり前になってしまっている決まりごとは結構多いものです。
決まりごとで思い出すのは、ネクタイですね。
十数年前までは、サラリーマンは真夏でも我慢してネクタイをするのが当たり前でした。
私は、当時、この慣習に非常に疑問をもっていました。
今では、真夏にネクタイをしている人を探す方が大変ですよね?
クールビズが導入された当初でも、「相手に失礼だから」という理由で、ネクタイをしている人がいました。
今は失礼じゃないんですかね?
みんながやるようになったから?
それが当たり前になったから?
合理的な理由がない決まりなんて、こんなもんですよ。
決まりを強要する人は、
そういう決まりだから、
常識だから、
みんなそうだから、
などという、
よくわからない理由で決まりごとを強要してきます。
こういう人は、
決まりに従うのが好きなんですね。
決まりに従っていれば、余計なことを考えなくて済みますし、楽なんですよね。
なぜ、この決まりごとがあるのか?
などとは考えもしないのでしょう。
思考停止です。
こういった人は、
これまでの日本社会では、なんとかなりましたが、今後は厳しいでしょうね。
日本社会が停滞してしまった原因の1つとして、こういった思考的な慣習と、それを強要する風土があると思います。
ちょっと時代が変わってきたので、良かったですよ。
古いタイプの会社は、まだよくわからない決まりごとがありますが、
そんなことでは優秀な人材は入ってこないし、入って来ても辞めてしまうし、
いずれ、社会と時代の変化によって淘汰されていくと思います。
そういった意味では、
健全な社会になりつつあるのかもしれません。