ここのところ、無責任に起業を煽る風潮があります。

本屋でも、起業本が売れ筋ランキングで上位に入っています。

起業1年目の教科書

ですが、、

安易に乗るべきではないと思います。

今の会社がブラック過ぎる上に、まともな転職の見込みもない人とか、

そもそも、人生詰んでいて、捨てるものがないという人は別として、

客観的にある程度の生活水準にある人は、無計画に会社を辞めるべきではありません。

これは、初期投資がかからないからリスクがないと言われるインターネットビジネスについてもです。

かつて、フリーターブームというものがありました。(少し前にはノマドブームというのもありましたね。)

その後、その人達はどうなったのでしょう?

若くて仕事がある時はいいですが、年齢が上がってもフリーターでいるわけにはいかないでしょう。

結局、非正規雇用のまま、まともな職務経験もなく、安い賃金で、誰でも出来る仕事を続けている人が多いのではないでしょうか?

インターネットを使った新しいビジネスの”可能性”は大きいですが、

仮に今、少しうまくいっていても、それは若さというアドバンテージがあるからなのかもしれません。

若いうちに、その後の人生を働かなくてよいくらい儲けて逃げ切れる人は別として、

今後、どんどん新しいテクノロジーが出て来てきた時、より適応できるのは、もっと下の世代です。

生まれた時から、スマホがあるのが当たり前の世代ですね。

自己責任ですから、

とやかく言うことではないのですが、

無責任に煽る人には気をつけた方が良いでしょう。

ネット上で、「こんなに自由だ」とアピールする人は多いですが、

本当に自由な生活に満足している人が、わざわざアピールするでしょうか?

経済的にも、精神的にも満足している人は、静かに自由を満喫するんじゃないですかね?

アピールする理由は、

①なんらかの理由で、それしか選択の余地がなかったか、

②自分の選択が正しかったと自分で確認したいのか、

③アピールすることによって、何かしらのマネタイズに繋げたいか、

④同じような仲間を作りたいか、

以上のどれかでしょう。

冷静に考えると当たり前のことなのですが、

人間、追い込まれているときや、弱っている時には、

ついフラフラっと行ってしまいがちです。

気をつけましょう。

なお、

本当にうまくいっていて、かつ信用に値するような人は、煽るようなことはしないはずです。

動画など観ても、

話し方も静かですし(静かさに自信がみえる)、

安易に、誰でも簡単に出来るとは言いませんし、

話内容も抽象的な精神論だけでなく(マインドセットは重要ですが)、

合理的かつ具体的な方法について触れているはずです。

そういう人も中にはいます。

 

個人的には、

やるなら、掛け持ちがベターと思います。

パラレルキャリアってやつです。

夢を実現するパラレルキャリア beyond2020の働き方改革

それぞれの、おいしいとこ取りですよ。

結果として、

おいしいとこ取りは難しいかもしれませんが、

1つの分野で満たされない点について、他の分野で満たせばいいと考えるだけでも、かなり違うと思います。

これが賢い選択であり、新しい生き方の1つのスタンダードになるような気がします。

 

 

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