2017年末にテレビ東京系(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ)で、

『黒い十人の秋山』という面白そうなドラマが放送されます。

ジャンルはミステリーで、

容疑者10人全員がロバート秋山という画期的なドラマです。

ドラマ史上初らしいですが、そりゃそうでしょう。

 

『ロバート秋山の「クリエイターズ・ファイル」』を基にした企画ですが、

視聴者のニーズを捉えた画期的な企画です。

 

しかも、出演者のほとんどがロバート秋山なので、

タレントに払うギャラの金額もかなり抑えられます。

 

実際にドラマを見てみないとクオリティはわかりませんが、

まさに、今の時代にあった番組制作のお手本の1つといえるでしょう。

 

気になる放送日時ですが、今のところ「年末」としか発表されていません。

 

ちなみに、テレビ東京は2013年の年末にもロバート秋山をつかったコント仕立てのドラマを放送しています。
「【『ラブ理論』/オススメDVD】中村獅童の突き抜けた演技が笑える、恋愛指南のTV番組」

なお、この時の放送は12月27日でした。

 

ここ数年、テレビ東京の企画力が注目されています。

特に各局のテレビマンは、テレビ東京の企画を参考にしようとしているはずです。

 

テレビ東京の力(企画力、コンテンツ力)が上がってきたのは、

長い間の業界での立ち位置と、テレビの全盛期からニッチな企画を立ち上げることに慣れているという

ことがベースになっていると思います。

 

かつて、他局の視聴率争い参加せず(参加できず)にやってきたという業界での位置から、

失敗してもともというスタンスで、思い切った企画を立ち上げやすい社風があるのだと思います。

 

多くのテレビ局が失敗を恐れて、前例踏襲的で保守的な企画を続けるのに対し、

チャレンジャー精神で面白いと思ったことが通りやすい風土なんだと思います。

いい意味で、プライドがないことが強みになっています。

 

個人のアイデアを潰さないのでしょうね。

例えば、「池の水を抜くだけ」という企画の番組なんて、他局では絶対に通らないでしょう。

 

また、従来から、予算などの面で他局と同じ路線で勝負できない分、

低予算で独自の企画を立てる訓練と社風が根付いているのでしょう。

 

なんとなくですが、

俳優の世界で、コツコツと独自の演技と魅力を磨いてきたバイプレーヤーが人気となっている状況と
ある種、似たようなものを感じます。

 

また、会社の図体が無駄に大きくない分、意思決定もスムーズなんだと思います。

おそらく、しがらみも少ないのでしょうね。

 

これまでのテレビ界で王道的だった番組へのニーズが減少している中で、

独自の企画で突き進むテレビ東京は、ネット時代のテレビ局のあり方としてモデルケース

といえるでしょう。

 

それにしても、時代の流れはわからないものです。

かつて、あれだけ繁栄を誇っていたフジテレビが落ちぶれて、

テレビ東京が浮上してくるのですから。

 

今後もテレビ東京には期待したいと思います。

⇒『黒い十人の秋山』の公式ページはこちらです。

 

 

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