平成のラストサムライ(のつもり)、
(自分の中では) 男の中の男、
石原慎太郎氏が衆議院議員選挙についてツイッターで吠えています。
「今度の選挙では候補者達の卑しい人格が透けて見える。
戦の前に敵前逃亡、相手への逃げ込み、裏切り。まるで関ケ原の合戦の時のようだ。
その中で節を通した枝野は本物の男に見える」
※「節」は「筋」の間違いでしょうか??
言っていることは、正にその通りです。
ポリシーなんてそっちのけで、
自己が生き残るためのなりふり構わぬ姿は醜いものがあります。
一番筋を通しているのも枝野氏です。
保守の石原氏が革新の枝野氏を持ち上げているあたり、
枝野氏をよほど “男” として評価したのでしょう。
ですが、
もはや、石原慎太郎氏がそんなこと言っても全く説得力がありません。
いざ自分に身の危険が及んだら、
およそ “本物の男” らしからぬ逃げ方をしていたわけですから。
武士だ、サムライだというなら、
もっと潔く振舞ってほしかったところです。
強い戦国武将は、実は逃げ方もうまかったとか言うのでしょうか?
今回の石原氏のコメントを好意的に深読みすると、
「自分は本物の男になれなかった」ということを暗に反省しているようにも思えます。
それにしても、
今回の衆議院議員選挙は、戦国時代の戦のようであることはたしかです。
風向きがあっという間に変わるあたり、
フィクションなんかより、よっぽど面白いです。
たった一言で戦局は大きく変わります。
現代の戦は、言葉が最大の武器であり、最大の致命傷にもなるという、
言葉による戦です。