個性派女優の室井滋さん。
独特の存在感と魅力があり、
たとえ登場時間が短くとも、 室井滋さんが出演すると、
作品にぐっと奥深さが出てきます。
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室井滋のプロフィール
生年月日 1958年10月22日
出身地 富山県
身長 160cm
血液型 O型
学歴 早稲田大学社会科学部中退
事務所 ホットロード
室井滋の出演作品(映画)抜粋
・居酒屋ゆうれい(1994年)
・釣りバカ日誌8(1996年)
・のど自慢(1999年)
・OUT(2002年)
・青いうた のど自慢青春編(2005年)
・KARAOKE-人生紙一重-(2005年)
室井滋の出演作品(ドラマ)の傾向とその魅力
室井さんの出演ドラマを探してみて、
松本清張原作の作品と法律関係の作品が
多いことに気が付きました。
松本清張作品や法律を扱うドラマは、
人間の裏の面や欲深さ、
人間の深刻な部分とこっけいな面など、
人間の奥深いところと、
社会の裏面などが描かれています。
こういったドラマには、
演技力はもちろん要求されますが、
俳優個人としての人間の魅力がないと
薄っぺらいものになってしまいます。
これらのドラマにおいて、しっかり存在感を示せる俳優は、
実はあまりいないと思います。
室井さんは、そんな数少ない俳優さんのうちの一人です。
というか、
室井さんだから表現できてるという役柄が多いです。
代わりがきかない俳優さんだと思います。
室井滋の出演作品(ドラマ)抜粋
松本清張原作作品
・月曜ドラマスペシャル 「松本清張特別企画・夜光の階段」
(1995年9月25日、TBS)
・火曜サスペンス劇場 「松本清張スペシャル・鬼畜」
(2002年10月15日、日本テレビ)
・松本清張 黒革の手帖(2004年10月 – 12月、テレビ朝日) – 中岡市子 役
・DRAMA COMPLEX 「松本清張スペシャル 共犯者」
(2006年5月9日、日本テレビ) – 若杉千香子 役
・疑惑(2009年1月24日、テレビ朝日開局50周年記念ドラマ、
松本清張生誕100年特別企画) – 秋谷容子 役
・松本清張生誕100年スペシャル・夜光の階段
(2009年4月 – 6月、テレビ朝日) – 波多野雅子 役
・松本清張 わるいやつら(2014年3月16日、BS日テレ) – 寺島豊美 役
・松本清張ドラマスペシャル 黒い樹海
(2016年3月13日、テレビ朝日) – 小川カズ 役
法律関係作品
・正義は勝つ(1995年10月 – 12月、フジテレビ) – 戸川光江 役
・ナニワ金融道1・6(1996年、2005年、フジテレビ) – 古井富士子 役
・新マチベン〜オトナの出番〜(2007年6月 – 8月、NHK) – 新城里美 役
・逃亡弁護士 第7話(2010年8月17日、関西テレビ) – 丸川文江 役
・水曜ミステリー9「捜査検事・近松茂道11 越中富山・こきりこ哀歌」(2012年2月15日、テレビ東京) – 寺山和代 役
・京都地検の女 第8シリーズ 第6話(2012年8月23日、テレビ朝日) – 迫田勝代 役
・極悪がんぼ 第5話(2014年5月12日、フジテレビ) – 鬼切虎子 役
・遺産争族(2015年10月 – 12月、テレビ朝日) – 矢幡月子 役
・模倣犯(2016年9月21・22日、テレビ東京) – 古川真智子 役
・土曜ワイド劇場「弁護士 倉沢由法の事件ファイル」(2017年1月21日、朝日放送) – 高山晶子 役
室井滋の著作
室井滋さんの場合、いわゆる “タレント本” ではないです。
独自の視点と分析力があり、読み物として十分に面白いです。
読めばすぐにわかることですが、
普通の女優さんとは頭のレベルが違います。
さすが、
容姿の良さだけで売れた女優さんや、
天性の個性や演技力だけで売れた女優さんとは違います。
著作を読めば、
なぜ室井さんが女優として活躍し続けているのか、
なぜ、あんなに味がある演技が出来るのか、
わかるような気がします。
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室井滋には女社長役がよく似合う
以上のとおり、
室井さんは人間的な魅力にあふれており、
もし、身近にいたとしたら、ついて行きたくなるタイプです。
カリスマ性のある女創業社長みたいなイメージです。
なので、
役柄も、そういった女社長役などがピッタリきます。
『ほんとにあった怖い話 「箱」』の女社長役はハマり役だった
『ほんとにあった怖い話 「箱」(2017年) ‐ 高田美也子』
の女社長役は、室井滋さんにピッタリのハマり役でした。
というか、
他の女優さんだったら、どうでもいい脇役にしかならないところを
室井さんが演じると重要な役になる
と言った方が正確でしょう。