痴漢容疑者が線路を逃走することが頻発していますね。
1件目が発生した際に、マスコミが大々的に報道されているのを見て、
あーこりゃ、今後このパターンが増えるなーと思っていたら、やっぱり続けて発生しましたね。
そりゃー、”成功”した逃走方法が”紹介”されたわけですから。
「おー、こんな手があったのか!」ということでしょう。
実際に痴漢をした犯人なら論外ですが、冤罪の場合は必死でしょう。
おとなしく駅事務所に行ったら、もう犯人扱いなんですから。
痴漢冤罪の問題が取り上げられる度に、「じゃあ、どうしたらいいんですか?」という質問に対して、
弁護士の回答が「逃げるしかないです。」なんですから、どうしょうもないです。
“逃げるしかない” なら、そこに線路という逃走ルートがあるなら、選択する人がいてもおかしくないでしょう。
一生を棒に振るかどうかの瀬戸際なので、逃げる方も必死なのは理解できます。
この問題、痴漢容疑が発生してからの処理手続きがしっかりしていないことが根本的な問題です。
これだけ社会問題になっているのに、何ら解決策がとられていないのは、どういうことなんでしょうか。
現行犯といっても、第三者による目撃が難しい状況で、被害者側の言い分が一方的に認められるわけです。
駅事務所にいる段階での事実認定の手続きを厳格にすることは出来ないのでしょうか。
弁護士が余っているわけですから、例えば、駅事務所での事情聴取には、弁護士を同席させる手続きにすれば、もう少し冤罪は防げるようになると思うのですが。