東京の通勤ラッシュ緩和に向けた取り組みとして、東京都が「時差ビズ」と銘打って提唱しています。

小池知事は、かねてから通勤ラッシュの緩和を果たしたいと言っていたので、期待していたのですが、

実際の取り組みが7月から始まるようです。

これでラッシュが緩和されたら、画期的なことだと思います。

反対に、

なぜ今まで誰も取り組もうとしてこなかったのか不思議です。

根底として、無理だと諦めていた、ということでしょう。

鉄道各社の個々の対策では、限界があります。

社会的ムーブメントとして、政治が音頭をとるということは、とても大事です。

さすが、小池都知事はセンスがあります。

時期的にも、「働き方改革」が叫ばれている今は、絶好のタイミングと思います。

社会的ニーズが極めて高いので、うまくいくのではないでしょうか。

「クールビズ」のときのように、急速には浸透しなくても、

じわりじわりと浸透して、いつの間にか、それが当たり前になっていくというのが理想ですが、そうなっていくのではないでしょうか。

また、

ムーブメントを起こす際は、「言葉の力」も非常に大事です。

例えば、

「プレミアムフライデー」は、

月末金曜日という設定自体が致命的な失敗ですが、ネーミングも長くて覚えにくく、言葉にもセンスがありません。

社会的運動として浸透させるには、ネーミングを侮ってはいけません。

そのあたりが、センスのない官僚や財界人と小池知事の圧倒的な差です。

ラッシュ緩和が出来たら、本当に凄いことで、歴史的に残る業績ですよ。

なんか、出来そうな気がします。

政治家の役割の1つって、こういうことだと思います。