ある雑誌の特集によると、東大法学部の学生で、将来に希望が持てていない人が増えているそうです。

官僚になっても、激務の割に給料が低く、天下りもない。かつてのように、政治家への転身もしにくくなっている。

弁護士になっても、いまや稼げない。

かといって、

高給取りの外資系金融機関に入っても、激務と競争に勝ち抜くほどの気合いもない。

また、せっかく文科Ⅰ類に入っても、法学部に進む希望者が減っているようです。

将来的な展望が持てないのは、日本の世間全体に蔓延している空気感ですが、

東大法学部の学生でさえも同様であるならば、

状況としてかなりヤバいのではないでしょうか。

たしかに、上記の3つの選択肢についての状況はその通りです。

一般的に、東大法学部生の勝ち組の進路であるはずの3コースがこの有り様です。

その他、一般の大学生はどうなってしまうのでしょう。

これは、これまでの日本の勝ち組コースが崩壊してきていることを物語っています。

いったい、何をするのがいいのか、分からない時代に突入してきています。

子供にとっても、夢のある職業とは、

サッカー選手、芸能人、ユーチューバー?くらいではないでしょうか?

文系の仕事自体、もうだめなんでしょうか?

今後、多くの仕事がロボットにとってかわることが予想されています。

AIの研究などは、とても将来性もやりがいもあるでしょう。

しかし、一般の人はこれからどうなっていくのでしょうか?

技術の進歩がもたらす社会変革に、制度も人の意識も追い付いていない状況です。