承認欲求というのは、人間の根源的な欲求だと思います。
承認欲求の例
承認欲求の例は、
ちょっと考えてみただけでも、
◆仲間から認められたい
◆旦那から認められたい
◆嫁から認められたい
◆親から認められたい
◆先生から認められたい
◆子供から認められたい
◆ママ友から認められたい
◆上司から認められたい
◆同僚から認められたい
◆会社から認められたい
◆社会から認められたい
挙げれば切りがありません。
これは、昔から変わりません。
SNSによって承認欲求が増大したのではない
SNSによって、承認欲求が増大されたのではありません。
SNSの「いいね」とか「フォロワー」などによって、
もともと人間に備わっている承認欲求が、
わかりやすい形で顕在化してきたに過ぎません。
SNSに「いいね」と「フォロワー」という機能を導入したことは、
SNSが爆発的に拡大した要因の1つであると考えます。
人間の根源的な欲求に基づくサービスや物は急速に拡大しますからね。
いいところに目をつけたと思います。
人間関係のトラブルも承認欲求が関係している
人間関係のトラブルも、
多くは承認欲求が関係しているように思います。
裏から言うと、
承認欲求を満たしてあげれば、
トラブルの多くを回避することが出来ます。
たとえば、
◆「理解する」
◆「ねぎらう」
◆「顔を立てる」
◆「お世辞を言う」
◆「認める」
◆「信頼する」
これら全て相手の承認欲求に関係する行為です。
私達は、感覚的に、または経験による学習から、
これらの行為が人間関係を円滑にすることを知っています。
これらの行為の効果を考えれば、
相手の承認欲求を満たすことが、
どれだけ相手にとって大事なことなのかがわかります。
親からの承認が得られなかった場合はかなりやっかい
人が生まれてから最初の人間関係は、親との関係です。
幼少期に親から健全な承認を得られなかった人は、
その後の人格形成に多大なマイナス影響を与えます。
幼少期に満たされなかった承認欲求は、
後に代替することが困難です。
この渇望感から、成人してから社会的に成功を収める人もいます。
成功しても全く心が満たされないという人は、
実はこのケースが多いのではないでしょうか。
まとめ
承認欲求は、
人間の幸福度や自己実現と大きく関係してきます。
「SNSで「いいね」を求める行為」について、ホニャララという
表層的かつミクロな問題ではありません。
承認欲求というのは、もっと根源的かつ大きなものです。
計り知れないエネルギーを持つため、
うまくコントロールして使いたいものです。