2019年8月、煽り運転と暴行事件で世間を賑わせた宮崎文夫容疑者と連れの女、通称 “ガラケー女” こと喜本奈津子容疑者ですが、、

“ガラケー女” という呼び方で、誰を指しているか特定されてしまうほどに、世間ではガラケーを持っている人は珍しくなりましたね。

でも、あなたの周りにも、1人や2人は、頑なにガラケーを使っている人がいるのではないでしょうか?

時代の変化を受け入れないその姿は、もはや、明治維新期のラストサムライのようですらあります。

さて、今回は、そんな “現代のラストサムライ” である 「ガラケーユーザー」 の共通点を探ってみようと思います。

単に変わっている?

頑固?

機械に弱い?

このように、ざっくりと片付けるのではなく、もっと、グリグリと深掘りしてみましょう。

あなたも、ガラケーなヒトに対して、

「なんで、スマホにしないの?」

と質問したことがあるでしょう。

すると、

だいたい、次のような答えが返ってくると思います。

「必要がないから」

「電話とメールしか使わないから」

「時間を無駄にしたくないから」

「料金が高いから」

などなど。

少し正直な人になると、

「使いこなせないから」

さて、この「使いこなせないから」をもっと深掘りしてみましょう。

ここで注目したいのは、

いまだにガラケーなヒトが言う

「使いこなす」とは、

「完璧に使いこなす」

ことを指しています。

しかし、そもそも、

スマホを完璧に使いこなしている人なんて、そうそういません。

スマホショップの店員もそう言っています。

「使いこなせないから」という理由から見えてくるのは、

そう、

完璧主義です。

完璧主義 ≒ プライドが高い

ということです。

完璧に使えないくらいなら、使わない。

というか、

使いこなせていない自分に直面したくない

というのが正確なところでしょうか。

いやいや、

それだけではありません。

完璧どころか、

全く何も知らない自分に直面するのが怖いのです。

まず、ショップの若いおにーさんや、おねーさんに

「こんなことも知らないのか」

と思われるのが怖い。

次に、スマホを買った後に使い方がわからなくなった時、人に聞いて、

「こんなことも知らないのか」

とバカにされるのが怖い。

本人が認めているかいないかは別として、

これが根底にある本音でしょう。

やはり、プライドが高いということです。

流行りに流されない自分を気取っていたものの、

もはや、敗北が誰のにも明らかになった。

今さら人に聞いてバカにされるくらいなら、

絶滅危惧種としての道を選ぶ…。

大袈裟に言うと、こんな感じです。

ラストサムライと言えば、まだ聞こえは良いですが、

その実態は、

単なる “こじらせちゃん” です。

あなたが、ガラケーなヒトに対して、

「どうしてスマホにしないの?」

と聞くとき、

以上のようなことを、

どこか直感的に察しながら質問しているのではないでしょうか?

「どうしてスマホにしないの?」

「何をこじらせているの?」

ですね。

なかなかに、イジワルな質問です。