日本の人口減少が始まっても、東京の人口は減っていません。
私のように、地方から上京した人にとっては、初めの数年間は、人が多いことにワクワクするものですが、
それも次第に当たり前になり、
いつしか、
東京生まれの人と同じように、人混みが嫌いになるのが普通です。
40歳も越えれば、
人混みはウザくて仕方ありません。
あー、じゃま、じゃま。
特に、満員電車で通勤する身としては、人が多いのは、ほんと、ウンザリですよね?
ですが、
これだけ人が多いと、
人間の(集団)行動を観察・考察するには好都合です。
東京の人が多いといっても、
めちゃくちゃ混むのは、
時間帯と場所によりますよね?
当たり前じゃんか!
と思うでしょうが、
この単純な事実を
ビジネスや人生戦略に生かしている人は
あまりいないような気がします。
たとえば、
時間について言えば、
電車通勤している人なら誰でもわかることですが、
ラッシュ時間から1時間ずらすだけで、
かなり空きますよね?
場所については、
不動産も少し場所をずらせば、
がくんと価格が下がったりします。
なんというか、
生活をする中で、
自然に穴場を探す訓練をしていると思いませんか?
逆に、
穴場を探せないと、
不快なことが多いし、
損することも多いですよね?
狭い意味では、
自分の生活を快適にするためですが、
この思考の習慣や訓練は、
もっと他の領域に生かせると思うんですよね。
身をもって、行動経済学を学んでいるわけですよ。
この観点から見た場合、
東京は、世界有数の都市だと思いませんか?
人間の集団行動の観察には、うってつけの都市です。
このブログを読んでくれているあなたには、
凡庸な集団に巻き込まれる側ではなく、
自分はするりと抜け出て、
思考停止した集団を活用する側になってほしいと思います。