フジテレビの新ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」が7月17日からスタートしました。
生活保護をテーマにしたドラマです。
放送日は毎週火曜日の夜9時からです。
初回視聴率は7.6%で高い数字とはいえず、ネットでの評価もイマイチのようです。
ですが、、
私が初回放送を見た感想としては、
結構面白かったですよ。
ご存知と思いますが、
「健康で文化的な最低限度の生活」とは、憲法第25条の生存権についてのフレーズです。
この生存権の条文に基づいて国が生活保護法を制定しています。
ドラマの中で、やたらと「健康で文化的な最低限度の生活」というフレーズのセリフが出て来て少々ウザイのですが、
まあ、タイトルでもあるし、仕方ないでしょう。
出演者は、
主人公が吉岡里帆 、職場(役所)の上司が井浦新と田中圭、職場の先輩が川栄李奈、生活保護受給者が遠藤憲一です。
なかなか良いキャストだと思いませんか?
演技が上手い人が揃ってますよね?
基本的に生活保護受給者は毎回変わるようですが、遠藤憲一はレギュラーとして出演するようです。
ネットでは、
「軽すぎる」「現場はもっと殺伐としている」などという評価が多いようです。
たしかに、、
役所の生活保護課にしては、若くて明るい職員が多く、「こんなわけねーだろ」と私も見ていてツッコミを入れました。
ですが、
重いテーマについて、リアリティーを追及して重いタッチで描くことばかりが良いとは言えないでしょう。
一見、軽めのタッチでも、大事なことが伝われば良いのではないかと思います。
そもそも、フジテレビがこの時間帯のドラマで、社会問題となっている重いテーマを取り扱ったこと自体、大いに評価すべきと思います。
このドラマによって、生活保護の問題に関心をもつ人が増えることは、意味のあることだと思います。