信者ビジネスと聞いて、あなたはどう思いますか?
おそらく、
「怪しい」「騙されている」「洗脳されている」などの感想をもつのではないでしょうか?
信者ビジネスの主宰者は、カリスマ性のある人で、とっても話がうまい。
集まりに参加していると、自分も凄くなったような「気がする」。
ですが、
それに参加して、具体的な形として何か成果が出たのか?と問われれば、はっきりと答えられる人は、ほとんどいないでしょう。
代わりに、お金だけは何らかの名目で出ていくわけです。
信者ビジネスは、昔から、
新興宗教や、自己啓発セミナー、予備校のカリスマ講師まで、いろいろな形で存在しています。
ところで、
最近、オンラインサロンなるものがありますよね?
これも、ネットという形をとっているので、一見すると新しいですが、
その根幹は、昔からの信者ビジネスとなんら変わりません。
言っておきますが、
信者ビジネス=ファンビジネスですよ。
カリスマ性のある主宰者の発信をありがたがって、購読料などという名目で、お布施を献上しているわけです。
自分が憧れているカリスマの主な資金源が、実は、自分が支払っているお布施によって賄われているという現実に気づくべきでしょう。
主宰者としては、お金を払ってくれる上に、自分を持ち上げてくれるのですから、こんないい商売はありません。
しまいには、説教をしてみたりw
お客に説教など、普通のビジネスではありえません。
それで、幸せなら本人の自由ですが、冷静によーく考えてみた方がよいと思います。
主宰者としては、
自分が「価値」を提供しているから、その対価としてお金をもらっている、ということでしょうが、
あなたが、その人の何に「価値」を感じているのか、よく考えてみる必要があります。
何か出来そうな気分にしてくれる?
気分も大事ですが、実際に、具体的なリターンはありましたか?
主宰者に価値を感じる理由として、お金を稼いでいるということが大きな要素でしょう。というか、それが前提ですね。
自分もあの人のように、好きなことをやってお金を稼ぎたい!
ですが、そのお金はどこから出ているのでしょう?
あなたのお布施からですよ。
資金源は、お布施だけではないでしょうが、少なくとも、収入源の1つであることは確かです。
そして、会員費などの固定給は、一口の金額自体は大きくなくても、フリーでビジネスをやっている人にとっては、安定収入としてかなり重要な資金源です。
このあたりのことを冷静に考えないと、永遠に主宰者のようにはなれません。
そのことを一番良く知っているのが、主宰者です。
お金の流れを見ることで、現実が見えてきます。
お金の流れを冷静に見れない人は、そもそも、商売(=ビジネス)には向きません。