2017年NHK紅白歌合戦の白組トリ、大トリが「ゆず」に決まりました…。
大トリを決めるにあたって、
①演歌歌手を使わない
②ジャニーズを使わない
③各世代に知られている
④平和的=人畜無害
⑤みんなで合唱できる
という条件でふるいにかけたら、
残ったのが「ゆず」だったということでしょう。
ゆずが紅白に出場すること自体に違和感があるのに、大トリなんて違和感しかありません。
“青春ソング” 路線からその後の方向性を見いだせていない「ゆず」を使わざるを得ないあたり、今の日本の状況と重なって悲しくなります。
NHKは暗にそういったメッセージを送っているのでしょうか?
何の根拠もないポジティブソング、カラ元気ソングを聞いて年を越す。
全く方向性は見えないけど、とにかく前向きにがんばろう!
う~ん、それはそれで、ある意味、正しいのか?
いやいや、違うでしょう。
日本は青年期を完全に過ぎており、勢いとノリだけで突き進むことは出来ません。
勢いとノリは自然に出てくるものであり、無理やり出すものではありません。無理をするとイタイだけです。
かつての”栄光”にすがる「ゆず」と日本。
NHKは大晦日に、この国のあり方について考える機会を提供するようです。