自宅マンションに関する「賃貸vs購入」は結論の出ないテーマです。

結論としては、自分に合う物件が見つかればどちらでも良いと思います。

私自身は、賃貸物件は何件も住んでいるし、新築マンションも中古マンションも購入したことがあり、物件選びの段階も含めると相当数の物件を見ています。

したがって、机上での一般論ではなく、経験に基づいた感覚はそれなりに持っていると思います。

実際に自分で購入したことがない人の意見は、いかに “専門家” を自称していても、参考になりません。

実際に住んでみないとわからないことが多いからです。

さて、このテーマを論じる場合、賃貸と購入のどちらが高くつくか? という切り口がほとんどです。

この視点だけでは、問題の一部しかとらえていません。

毎日生活する場所なので、物件の使い勝手やグレードという要素を入れないと、実質的な比較は出来ません。

使い勝手やグレードは、圧倒的に購入物件に軍配が上がります。

分譲マンションの賃貸物件なら変わらないとも言えますが、

多くのオーナーはケチるので、新築でもない限り、設備が時代遅れの場合がほとんどです。

かといって、新築の場合は家賃が高くなるので割に合いません。

購入物件と同レベルのグレードを求めると、普通は相当高い家賃になります。

男の一人暮らしならば、設備やグレードはあまり気にならないと思いますが、女性はこだわりますからね。

「住居としての満足度」からいうと、購入物件の方が明らかに上でしょう。

賃貸vs購入の議論は、

対象が家族が住む場所なので、単純な「計算問題」でカタがつく問題ではありません。

最後に、賃貸vs購入の議論において、見解が全く参考にならない人をまとめておきます。

・独身男

・ケタ外れの金持ち

・住宅ローンを組めない属性の人

・実際に購入したことがない人