東芝がサザエさんのスポンサーから撤退するという報道がされましたね。
昔は、東芝が単独でスポンサーでしたよね?
それがいつの間にか、他社も入ってきて、ついに東芝が撤退。
もはや、東芝はこんなところにお金を出している場合ではないので、
妥当な判断だと思います。
というか、もっと早く撤退すべきだったと思います。
ひとつの時代が終わったという感じですね。
で、今回の東芝の撤退に伴い、
いっそのこと、サザエさんは打ち切りでいいのではないか?
という話も出ています。
主な論者は常見陽平さんです。
私は、もともと、常見陽平さんの感性や考え方をおおむね支持しているのですが、
今回の件についても、だいたい似たような考えです。
常見氏は、
“自立した女性が描かれておらず、教育上よくない”
“時代錯誤” “昭和ノスタルジー” といったことを述べています。
時代錯誤や昭和ノスタルジーというのは、誰しも思うところですが、
“自立した女性が描かれていない” というのは激しく同意です。
これは、私も常々思っていたことで、
「サザエさんは親に甘え過ぎているからイライラする。」
「早く実家を出て自立しろ。」
「マスオさんの犠牲のもとに成り立っている。マスオさんのストレスは計り知れない。
旦那の基準をマスオさんにされたらたまらない。」
「戦後の女性教育に多大な悪影響を及ぼしている。」
「財布を忘れて買い物って、笑い話じゃないだろ。24歳でヤバいんじゃないか?」
「アナゴさんはどう見ても40代だろ。」
など、サザエさんを見たがる嫁にグチを言ってました。
ただ、打ち切りすべきとまでは思っていません。
救いはカツオです。
何人かの脚本家のうち、ましな人の回では、カツオはなかなか面白いからです。
いつの頃からか、カツオでもっている番組になってますよね?
それはそれで、
「またカツオに頼りすぎだっつーの。」
とグチをかますわけですが。
カツオは完全にサラリーマンです。
それも優秀なサラリーマンです。
あれだけ機転が利いて頭が良いのに、
学校の勉強が全くできないという設定に無理がありすぎて、
かなりイライラします。
いくら勉強が嫌いでも、もっと出来るはずですよね。
頭の悪い波平にカツオが怒られるシーンがあるたびに、
またイライラするんですよね。
下らん説教をするなって。
その他、イライラポイントは、タラちゃんです。
あの育て方は甘やかしすぎてダメだし、
頭は悪いし、将来、ろくな大人になりませんよ。
サザエさんでまともなのは、
カツオ、
ノリスケ(あまり好きではないけど)、
花沢さん(女として付き合えないけど)、
花沢さんのお父さん(不動産屋だから本当は腹黒い?)、
アナゴさん(アナゴさんはかなりいいですね。マスオさんの同僚という設定に無理がありますが)
くらいですかね。
タイコさんも常識人ですね。
人畜無害な人は、
マスオさん、
フネ、
とかたくさんいますが。
ダメなのは、
サザエさん、
波平、
タラちゃん、
ワカメ、
ですかね。
イクラちゃんは判定不能です。
諸悪の根源は波平ですね。
権力者である波平が頭が古くてバカすぎるので、
今の時代と全く価値基準が合っていません。
ものの良し悪しについて基準が定まっていない子供に
波平のバカ裁定を見せるのは、かなり危険かもしれません。
そう考えると、潮時ですかね。