『◯◯格差』という本がやたらと出版されています。
一発当たると、似たような本が次から次へと出版されています。
皆さん、格差に敏感なんですね。
そういう私も、『23区格差』とか『沿線格差』とかついつい買ってしまっていたのですが。
この場合の格差とは、ランキングを言い換えているに過ぎません。
自分が住んでいる区は、全体で何位なのか気になるわけです。
皆、ランキングが気になるというわけです。
ジャンルを問わず、ランキング特集は人気です。
ランキングが自分に関係のあることならば、自分の位置付けはどうなのか知りたいという欲求、
自分に関係のないことなら、世間で評価されているのは何なのか知りたいという欲求ですね。
極めて普通の欲求です。
ランキングに興味が向くのは自然なことでしょう。
しかし、過度に世間評価に敏感になることは、自分軸の判断基準を歪めることにもなるので、
適度な距離感を持って接することも大事ですね。
だいたい、統計の取り方に問題がある場合も多いですから。
都合の良いデータを基に意図的にランキング操作をすることは、いくらでも可能です。
今後、あらゆる分野で格差が開いていくことが予想されるので、ますます格差ネタが増えてくるでしょう。
これは、今までは格差がなかったことが前提となっているので、
将来的に格差が決定的になって当たり前になれば、もはや興味を持たれることすらなくなってくると思われます。