ネットでやたらと目にする表現で、「キレキレのダンス」「キレッキレッのダンス」というのがあります。
何を意味するのか、とてもわかりやすい言葉です。
とてもわかりやすい反面、最近、なぜかこの表現を目にすると、イライラするようになってきました。
乱発し過ぎなんですよね。
「キレキレ」のインフレ状態ですよ。
「キレキレ」のハードル自体が下がっているんですよね。
もはや、よほどひどいダンスでなければ、「キレキレ」です。
キレキレインフレの環境要因としては、ダンスの絶対数が増えたことがベースにありますね。
学校の授業でダンスがある位ですから。
そのうち、1億総ダンス状態になるかもしれません。
子供からおじーちゃんまで、みんなダンスです。
よく考えてみたら、盆踊りなんかはそうですね。
ダンスの種類は違うけど、実はもともとダンスが好きな国民なのかもしれません。
音楽に合わせて踊るのは、心身の健康に良いらしいので、いいことでしょう。
“ダンス” ではありませんが、
音楽に合わせて体を動かすといえば、ラジオ体操もそうですね。
ラジオ体操の現代版ができれば、急速に普及しそうです。
そういえば、すでに「恋ダンス」などで実証されていますね。
「キレキレ」のほかに、何かよい表現が出て来ることを期待します。