ある状況において、過剰に最適化し過ぎることは、かなり危険だと思っています。
例えば、時代に最適化し過ぎたタレントは、時代が変化すると急速に色褪せます。
時代の変化に対応して自分も変えていければよいのですが、
成功体験が大き過ぎると、なかなか変化をすることができません。
若いときにモテすぎたり、人気がありすぎた女性が、当時のファッションや振る舞いから、なかなか抜けきれないというパターンも時々目にします。
例えば、浜崎あゆみ。
今の不振は、過去の路線を捨てきれていないからです。
明らかに時代遅れであり、年齢とも不釣り合いなのですが、大成功した過去があるので、昔のスタイルを捨てきれない。
同様に、木村拓哉。
40代半ばで、いつまでも若い路線にこだわるのは、無理があるわけです。
タレントに限らず、人間はシフトしていかないと、生き残れません。
これは、自然界の法則でしょう。
サラリーマンに当てはめると、
会社に最適化し過ぎると潰しが効かなくなります。
昔かたぎのサラリーマンは、努力の方向性が会社に最適化することに向けられています。
会社もそれを求めますし、会社に最適化することが評価につながります。
ローカルルールに精通することは、日常業務を遂行する上で大事ですが、
同時に、それを一歩離れて見る視点が必要と思います。
言葉ひとつとっても、
社内や業界でしか通用しない言葉を外部の人に使う人は要注意です。
会社に”最適化”し過ぎた人は、社会コミュニケーション能力=翻訳能力がない人が多いので、一歩外に出ると使いものになりません。
俯瞰的な視点がリスクヘッジになると思います。