仕事で大事な能力の1つに、
アタリをつける能力があります。
アタリをつけるとは、
細かいことはわからないけど、
およそこんな感じだろう、
と、大雑把に結論のイメージをつかむことです。
このイメージを共有できる人と仕事をする場合、楽ですし、仕事が早いですよね?
反対に、
この能力が低い人と仕事をすると、
めんどくさくて仕方ありません。
はじめに直感的に結論のイメージをつかむことが出来るかどうか。
細かいことなんて、
後から検証していけば足ります。
ですが、
残念ながら、
アタリをつける能力には、
かなり個人差があるように感じます。
直感的に、一気に結論にジャンプするので、
わからない人には、わからないというか、
理解してもらえないことが多いです。
段階を踏んで説明しないと、理解できない人が結構多いです。
初期段階では、説明 (説得) に使う材料も揃っていないので、こういった人に理解してもらうのは、とても骨が折れます。
これが、上司だと最悪です。
方向性が違う無駄なことをやらされることになるわけですから。
ひとしきり無駄なことをして、
どうも違う、
ということが誰の目にも明らかになってから、やっと、方向修正をするとか。
正直、やってられません。
周りの人への影響力が大きくなればなるほど (会社の場合は役職が上がれば上がるほど) 、アタリをつける能力は重要になってきます。
私が思うに、
アタリをつける能力は、
かなり先天的な要素の割合が高いように感じます。
つまり、
ない人はないし、ある人はある、
ということなのですが、、
そう言ってしまっては、身もフタもないので、
少しでも能力が向上する方法はないのか、
考えてみたいと思います。
誰でも出来るん訓練としては、
できるだけ多くのケースに当たることです。
たくさんのケースに当たっていると、だんだんと、カンが働くようになります。
あと、
思考方法としては、
表面的で細かい事象に目を奪われるのではなく、
枝葉を切り捨てて、
幹の部分を見るように努めることです。
表面を見るのではなく、隠れている原理・原則について見抜くように努めることです。
こういったことを習慣とすると、
次第にアタリをつける能力は向上してくると思いますよ。