相撲協会のような業界団体の場合、現場のプレイヤーがそのまま法人経営(運営)にあたっています。

当たり前ですが、力士としての能力と法人運営の能力は全くの別物です。

法人運営の素人である元力士にそれを任せるということ自体、無理があるのではないでしょうか。

外部の理事も入れているようですが、実質的な発言権はないでしょう。

これまで業界の慣習に従い運営してきたのでしょうが、

相撲協会も公益財団法人になったので、法人としての適正なガバナンスが求められます。

そろそろ、協会理事会のあり方を見直すべき時期にきているように思います。

相撲協会だけでなく、

一般の企業であっても、似たような組織運営の会社があるでしょう。

経営の素人に任せるのは、やはり色々と問題があります。

欧米のように経営のプロが突然スライドしてくるのも、それはそれで問題がありますが、

経営者としての資質を持つ人材を登用しなければ、今後の企業は厳しくなっていくと思います。

日本企業が停滞している理由の1つに、経営者の問題が確実にあることはたしかでしょう。