トップのプロテニスプレーヤーは、
しょっちゅう試合をやっているイメージがあります。

テニスにオフシーズンはあるのか?

テニスは、年間を通じて試合があり、
オフシーズンは12月くらいしかありません。

そして、多くの試合に出場しなければ、ランキングに影響してきます。

なので、

多くのトッププレイヤーは1年中、休むことなく試合に出場しています。

試合間隔が短く、この大会が終われば、すぐに次の大会に出場と、
あっちこっちと「旅」をしながら試合をこなしていくことになります。

錦織選手などが、よく「ツアー」と言ってますが、
まさに「ツアー」なわけです。

 

試合日程がキツ過ぎて故障者が続出

この様に、試合日程がキツ過ぎるため、故障者が続出しています。

錦織選手も手首のケガをしましたし、
スタン・バブリンカやノバク・ジョコビッチなどのトップ選手も
ケガにより今シーズンの残り試合を欠場します。

 

テニス界のご意見番。ジョン・マッケンローが日程について物申す(苦言)

トッププレイヤーのケガ人続出の状況を見て、
元世界ランク1位、テニス界のレジェンド、ジョン・マッケンローが
黙っていません。

簡単に言うと、「シーズンをもっと短くした方がよくね?」とコメント。

まさに正論です。

 

現代のパワーテニス偏重に対する苦言か?

また、こんなことも言っています。

「予想が難しい場合もあるが、選手たちに疲労が蓄積していることは事実。
(現代のテニスでは)ショットの威力がこれまで以上に強いため、
もっと速く反応しないといけない。これはケガが続出している理由のひとつ」

「選手たちの能力を最大限に引き出す方法について、今後も考えていくべき」

 

現代のテニスは、どんどんショットのスピードが増しており、
技術というよりパワーの有無で勝負が決まってしまう側面があります。

この流れはどんどん加速していますが、
正直、見ていてあまり面白くないんですよね。

ボールのスピードだけで決まってしまう試合はほんと、つまらないです。

テニスって、本来、そういったスポーツではないですよね?

 

ジョン・マッケンローのプレーは?

私は現役全盛期のマッケンローのプレーは見たことがなく、
どういったプレースタイルなのかも知りませんでしたが、

引退後に、一度、生でプレーを見たことがあります。

素人目にも、マッケンローは天才だとわかりました。

「この場面で、こんな球を打つとは、まったく予想ができなかった!」

「ラケット面の作り方が天才的!」

まさに感動でした。

プレーを見ていて、とても面白いんですね。

 

マッケンローの本音を推測してみた

“ショットの威力が強すぎることがケガ人が続出している原因のひとつ”
“選手たちの能力を最大限に引き出す方法について、今後も考えていくべき”

というマッケンローの発言から推測するに、

以下のように考えているのではないでしょうか?

 

パワーテニスはつまらないし、ケガの原因にもなっているじゃないか。

ケガの防止と、センスのある選手がもっと活躍できるように、

例えば、あまりスピードが出ないラケットに制限するとか、

パワーやスピードで勝負が決まらないようなルールに変えた方が

いいんじゃないか?