子供の教育の場面には親の本音がはっきりと出て来ますよね。

子供の教育についてどういう行動をとるかで、普段の建前はふっとんでしまいます。

普段は、「学歴なんて関係ない」と言っている人が、どうして子供に勉強させて学歴をつけさせようとするんでしょうね?

本音ではそう思っていないからでしょう。

自分が子供の頃、全然勉強しなかったのに、子供には勉強させるのはおかしな話です。

大人になるまで、勉強の重要性に気付かなかったとしたら、それがその人の限界でしょうね。

他のことを犠牲にしてガリ勉しろというわけではなく、

その時々で楽しみながら、勉強もそこそこしておかないと損だから、バランスよくやっておくというという意味です。

これからの時代、学歴の重要性も、学校の勉強と社会で必要となる能力との関係もこれまでとかなり変わってくるので、

従来型の教育への投資がどの程度リターンされるかわからない状況ですが、

自分が学生時代に勉強せず、学歴もない人に限って、旧態依然としたお勉強に投資しがちな気もします。

ひとつ面白いのは、

芸能人の子供のお受験ブームです。

芸能界という勉強とは関係ない実力の世界で生きてきた人が、どうして子供にお受験させるんでしょうかね。

夫婦の一方が高学歴の場合は納得がいきますが、そうでない場合はどうしてなんでしょう?

公立に入れると、芸能人の子供ということでいじめられる可能性があるので、芸能人の子息が多く通う学校に入れるというのは合理性があります。

大学受験で苦労しないように、下からエスカレーターで上がれるようにというのも納得がいきます。

所得格差から、公立だと周りの子供と価値観が合わないという心配もあります。

 

お受験に批判的な記事を書こうと思ったのですが、そうではなくなってきました…。

 

一方、

単にアクセサリー感覚とか、自分の学歴コンプレックスの解消のためだとしたら、なんだか悲しいものがありますね。

学生時代に全く勉強と縁のなかったような親が子供のお受験に必死になっている姿は滑稽でもあり、色々と考えさせられるものがあります。