新築マンションを購入してから、6年近く経過したある日のことです。
会社から帰ってくると、嫁からこんなことを聞かされました。
「このマンション売るために、不動産業者の何社かに電話したから。
あなた、全く動いてくれないし。
今度の日曜に、何社か来るから、対応してね。」
嫁は、初めから、このエリアが気に入らず、早く引っ越したいと言っていました。
その度に、私は、のらりくらりと、かわしてきていましたが、
そろそろ限界かなと思っていた頃です。
もう止めるのも無理そうだな。
取り敢えず、不動産業者と会ってみるかと、諦めました。
不動産営業マンとは、新築マンションを買う際に、相当な人数に会っていました。
100人は越えていないと思いますが、50人は越えていました。
そういった意味では、多少、営業マン慣れはしていました。
しかし、新築マンションを買うのと、中古マンションを売るのでは、当然ながら、性質が全く異なります。
買うときは、”いいマンションを探すこと” に注力すればよく、
つまり、物件そのものにフォーカスしていくことになります。
また、新築なので、(設計ミスなどは別として) 欠陥などに注意を払う必要もありません。
そもそも、物件自体が完成していないのですから、注意の払いようもありません。
予め価格も決まっており、
営業マンが誰であろうと、あまり関係ありません。
一方、売るときは、
物件が決まっていますが、
価格は決まっておらず、
いくらで売れるのか、どのくらいの期間で売れるのかは、
業者や営業マンの腕によって変わってきます。
査定金額はいくらか、販売開始価格についてどう考えているか、
販売活動の方針、当該エリアでの販売実績など、
チェックすべき点はいくつもあります。
また、油断していると、いいように買い叩かれてしまう可能性もあります。
さて、実際に、営業マンが次々にやって来ました。
担当の営業マンによって、かなり異なるという点はありますが、
そうは言っても、会社ごとに一定のカラーはあります。
各社の印象は、以下のとおりでした。
《●京》
・良くも悪くも、いかにも不動産営業マンという印象。
・プロ意識が高い
・競争意識が強い
・ゴリゴリのやる気と、かなりの自信をみせる。
・初めから、業者買い取りを紹介する。
・結局、業者買い取りしたいという意図がどうしても隠せない
《野●不動産アー●ンネット》
・不動産営業マンにしては紳士的 (普通の大手企業のサラリーマン風)
・ガツガツしていない
・余裕がある
・甘さが見える
・大手というプライドがチラチラ見える
・バランスが取れている感じ
《三●住●トラスト》
・”不動産営業マン臭さ”が全くない
・紳士的
・余裕がある
・誠実
・人として信用できる
・営業をかけてこない
※営業マンを人として気に入ったので高評価になっています
《三●のリ●ウス》※電話のみ
・とにかく印象が最悪
・言葉遣いがなってない
・なぜか、上から目線 (謎)
・客をバカにした態度
・「業者買い取りじゃないと、まず売れない」とインチキを言う
《●友不動産販売》※嫁が電話のみ
・とにかくやる気がない
※暫くして、新しい担当者から電話が来た時は、とてもやる気があって、丁寧だったとのこと
《長谷工●●●●》※電話のみ
・「そのケースでは、買い取りのみしか取り扱っていません。」とのこと。
以上、あくまで、私(達)が接触した営業マンから受けた印象です。
結局、どこに決めたかというと、
全体的なバランスがとれていた、
野●不動産アー●ンネットにしました。
しかし、この選択は、結果的に大失敗でした…。
つづく