真木よう子さんが主演のドラマ『セシルのもくろみ』が
かなりの低視聴率であることが話題になっています。

フジテレビ系ドラマ「セシルのもくろみ」オリジナルサウンドトラック

ドラマとしての出来は悪くない

私は、たまたま『セシルのもくろみ』を見たのですが、
つまらないという感じはしなかったです。

というか、

どちらかというと、結構面白いと思いました。
ドラマとしての出来は悪くないと思います。

それにもかかわらず、なぜ低視聴率なのか、原因を考えてみました。

 

『セシルのもくろみ』が低視聴率な原因

原作者に対するイメージが悪い(いまさら感)

原作者が過去に流行った作家であるため、いまさら感が否めません。
そこで、原作者の名前を知った段階で、ドラマを見ないことに決めてしまう人が
少なからずいると思います。

タイトルが悪い(内容がわからない)

タイトルが意味不明です。
もう少しドラマの内容を想起できるタイトルにした方がよかったのではないでしょうか。

主演女優が単独で視聴率を取れるタイプではない

真木よう子は、演技の実力がある女優です。

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 これまでも色々な作品で高い評価を受けてきています。
ただし、視聴率を引っ張ってこれるタイプではありません。

真木よう子が単独の主演というのは、
視聴率をとるという観点からは、ちょっと無理があったのかもしれません。

主演女優がターゲット層の女性から人気がない(共感を得られていない)

上述と重複しますが、
真木よう子は、タレント的に人気があるわけではありません。

『セシルのもくろみ』がターゲットとする30代~40代の女性に
人気があるとも思えません。

共感を得られる女優というより、もともとのスタンスがケンカ腰ですから。

かといって、

男性から人気があるのかもナゾです。
特に最近は激やせしているので、ビジュアル的な側面からの人気はないでしょう。

出演者に客寄せパンダがいない(旬の俳優がいない)

流行っている、旬である、という理由で、
実力のない俳優を出演させるのは個人的には反対です。

しかし、客寄せをするには、そういった俳優も必要なんでしょうか。
今回、特にそういった俳優は見当たりません。

【キャスト】
真木よう子/吉瀬美智子/伊藤歩/金子ノブアキ/小野ゆり子/眞島秀和/
石橋けい/伊藤修子/佐藤江梨子/藤澤恵麻/長谷川京子/徳井義実/宇野祥平/
佐藤瑠生亮/加藤雅人/板谷由夏/リリーフランキー

ストーリーの筋が古い

私は特にストーリーが古いと感じないのですが、
女性の目から見ると、“どこかで聞いたような話” と感じるようです。

宣伝の仕方が下手

番組宣伝を見た段階では、期待が持てませんでした。
しかし、実際に本編を見てみると、番宣で抱いた印象よりも出来が良かったです。
ということは、結果的に宣伝が下手だったと言えると思います。

 

そもそも、視聴率だけでドラマを評価するのはいかがなものか?

ドラマの視聴率が低いと、そのドラマは失敗だったという評価を受けますが、
そもそも、視聴率を唯一の指標にすること自体に疑問を感じます。

視聴率を過度に重視する結果、
視聴率狙いの下らないドラマが 量産されることになります。

そろそろ視聴率に代わる指標を考えるべき時期にきているのでは
ないでしょうか。