「一億総活躍社会」というスローガンが出されてから、しばらく経ちますが、さっぱり国民に浸透していませんね。

少子化で国力が下がり、国にお金もないので、皆さん、老人になっても頑張って働いてちょーだい、ということですよね。

少子高齢化の中、最適な制度を考えるのが政治の役割であり、

国家財政が厳しいから老人も働いてねって、丸投げ過ぎるというか、無策過ぎるというか…。

どうしても、戦時中の「国家総動員」と同じように思えてしまいます。

兵隊さんだけでは勝てないので、国民全員で竹槍だぁーみたいなノリですよ。

もちろん、竹槍なんて意味ないし、竹槍を使わなくてもよい方法を考えないとダメだろ、というお話です。

また、今の60代は元気な人が多いので、まだ働きたいという意欲がある人が昔より多いですが、

一方で、活躍なんてしたくないよ、という人も結構いるでしょう。

「活躍」とか耳障りの良い言葉で誤魔化すは、戦時中に横行したパターンですからね。

「活躍」とかいうなら、まず「活躍」できる環境を整えてくれないと。

老人頼みもいいですが、まず若いニートなんかが活躍できるような環境整備をした方がいいのでは?

住宅政策とか何も考えていないから、必要最低限の生活の安心も出来なく、

そんな状態では前向きな努力なんてできないでしょう。

まず、通勤ラッシュに使う無駄なエネルギーを減らせば、もっと生産的な活動が出来ますよ。

通勤ラッシュの緩和のための政策も打てないようじゃ、何も出来ませんよ。

我慢しろ、当たり前だ、今まで皆そうやってきたって、

それは頑張れば報われて、明るい未来があることが前提としてあったわけで。

明らかに不合理な状態を我慢でしのげって、戦時中から全く進歩していないじゃないですか。

うまくいっていた時のやり方をそのまま続けていても、

日本をとりまく環境が変化しているのだから、それに合わせて変えていかないといけません。

気合いで乗り切るものじゃないですよ。