最近、男性サラリーマンの通勤カバンが変化してきましたね。
ここで注目したいのは、若手サラリーマンではなく、中年サラリーマン、つまり、オッサンの通勤カバンです。
オッサンサラリーマンの間に、トートバッグが急速に普及していると思いませんか?
↓ こんなカバンですね。
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それも、肩に掛けるオッサンが増殖中です。
これ、楽なんですよね。
鞄の重さが半減しますし、なんといっても、両手が空くのが便利です。
雨の日などは、とても重宝します。
これまで、両手が空く通勤カバンといえば、
リュックの他は、ばってん掛け(?)や、金八掛け※タイプなどが主流でした。
※「金八掛け」とはこんな感じ↓のことです。
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ここにきてのトートタイプの急速な普及ですが、驚くべきは、50代後半ぐらいにも普及していることです。
しかも、女性のハンドバッグ持ちスタイルをしているオヤジもあちこちで見かけるようになりました。
ハンドバッグ持ちスタイルは、カバンの中から物を取り出すときや、ちょっとした時にとても便利なスタイルですが、
どうしても女っぽくになってしまうので、
世のオヤジ連中は、なんとしてもこのスタイルだけはとらないよう、
それをやっちゃあ、男としておしまいだよ
といわんばかり、
やせ我慢して、頑張っていたわけです(私にはそう見えました)。
ちなみに、私は、必要な時にはハンドバッグ持ちしていましたが。
トートバッグ型ビジネスバッグのオヤジサラリーマンへの浸透を見るに、
みんな、楽したかったんだな~
と思わずにはいられません。
楽なものが、世間で認められるようになると、
急速に普及するという良い例だと思います。
クールビズが導入された当初、
「ネクタイをしないと相手に失礼だから、俺はネクタイをする!」
などと主張していたオッサンも少なからずいましたよね?
あの人たち、どこに行ったんでしょうか?
今、夏の東京では、ネクタイをしているサラリーマンを探すのが難しいくらいです。
常識なんて、そんなもんです。
今、オッサン会社員と若手会社員との間で、こんな会話がよくあります。
オッサン:「それが常識だろ!」
若手:「合理的な根拠があるんですか?」
オッサン:「・・・。」「それが世の中の決まりだからだ!」
若手:「はぁ~?」
私も年齢的にオッサンですが、この場合、若手の方が正しいと思います。
というか、若手の方が賢いです。
明らかに進化してきています。
最近、実際の年齢にかかわらず、
昭和的な古い考えのままの人と、そうではない人との間に、かなりの差が顕在化してきていると感じています。
ちょっと前までは、ビジネス本やネットの中だけの話にも思えていましたが、
リアル世界で肌に感じるようになってきました。
これから加速度的に拡大していきますよ。