クリスマスを1人で過ごすことを指す言葉、クリぼっち。

最近までこんな短縮形はありませんでしたが、昔のクリぼっち回避圧力は相当なものでした。特にバブル期前後。

年頃の未婚者がクリスマスを恋人と過ごさなければ、まるで人生の敗者とでもいうようなくらい、メディアは煽っていました。

当時、この風潮について、かなりおかしいと思いつつ、それなりにみんな頑張っていましたね。

今はたいした圧力はないでしょう。若者は楽ですね。

しかし、昨今の若者の恋人いない率などを見ると、もう少しなんらかの圧力があった方がいいような気もします。

実際、過剰なクリスマスブームが恋愛率の向上を押し上げていたことは間違いありません。

マスメディアの無責任な煽動に振り回されなくてよいのは幸せなことですが、

若いうちに、あがいたり、背伸びしてみたり、恥をかいたり、失敗してみたりする経験はそれなりに必要です。

私の高校時代はバブル期で、田舎にもかわらず、東京の大学生の真似をして、ホテル最上階でディナーを予約したりしましたw

回りは大人ばかりで、高校生なんていなかったですね。思いっきり浮いてました。

今となっては笑い話ですが、基本的なテーブルマナーを覚えようとしたりして、その後、それなりに役に立ちました。

20代のうちに経験と失敗をしていない人が、30代になってから急に活動しようとしても、どうしてよいかわからなくなってしまうと思います。

何事も良い面もあれば悪い面もあるということですね。