『ネットは基本、クソメディア』という本の紹介です。

ネットは基本、クソメディア (角川新書)

著者の中川淳一郎氏については、
コラム的な記事はちょこちょこ読んでいましたが、
著作を読んだのは今回が初めてです。

 

中川淳一郎氏の経歴

ネットニュース編集者・PRプランナー
1973年生まれ。一橋大学卒業後、博報堂に入社。2001年に退社。
CM・広告関連記事を担当する雑誌ライターとして活動後、
「TV.Bros」編集者などを経て現在に至る。

 

中川淳一郎氏のネット関連の著作

ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)

ネットのバカ (新潮新書)

ウェブでメシを食うということ

ウェブで儲ける人と損する人の法則

ネットが味方になるWebマーケティングの授業

なんか、面白そうなタイトルが揃っていますね。

 

「ネットは基本、クソメディア」の内容と感想

基本、面白いです。

もともと紙媒体で編集者・ライターの王道を歩み、
現在はネット関連の編集者などをやっているという
その道のプロ目線から、

現在、世間に蔓延するネット記事の状況を分析しています。

PV数および収益狙いのキュレーション記事をクソ記事と称し、
ボロクソに批判しています。

SEO対策だけバッチリで、つぎはぎだらけで中身も信用性もない記事が
検索上位にきている現状を痛烈に批判しています。

お金目的のアフィリエイターやブロガーを批判しているわけです。
(その一方で、アフィリエイターのSEO対策には感心しているフシもあります。)

素人がテキトーかつ無責任なクソ記事を書くなという主張です。

まあ、たしかに、特に芸能関係記事はそういった傾向が強いですね。

なんだこの文章?と思うものが上位にきてますからね。

一方、サイト運営に関連するPC操作上の解決策なんかは、
ちゃんと役に立つ記事が上位にきてますけどね。

 

オススメなのか?

現在のインターネット状況を俯瞰的に捉えるには
とても興味深い本だと思います。

特に自分で何らかのメディアを運営している人にとっては、
色んな方向から見つめなおすことが出来るので、
何かしら得るところがあると思います。

ということで、一応オススメしておきます。