『影響力の武器』の続編『影響力の武器 実践編』を読んでみました。

影響力の武器 実践編―「イエス!」を引き出す50の秘訣

サブタイトルは、「「イエス!」を引き出す50の秘訣」です。

原題はこのタイトルですが、翻訳版のタイトルは「影響力の武器 実践編」としたとのことです。

『影響力の武器』が400ページ以上あるのに対して、こちらは250ページ程度です。

50項目に別れており、サクサクと読み進めることができます。

内容は分かりやすいです。ですが、新たな発見や知的興奮はほとんど得られませんでした。

翻訳機のタイトルのとおり、『影響の武器』と内容がかなり重複しています。

そのエピソード、前にも聞いたよ、という突っ込みを入れたくなることが何回もありました。

う~ん、どうなんでしょう。

正直、このシリーズ、過大評価され過ぎなのでは?と思ってしまいます。

ただ、扱っているテーマが、

日常によくあることの中で無意識に影響を受けていること、

ということなので、そもそも、目新しいことが書かれているわけがないのですが。

このシリーズは、読んだ後に、日常生活で該当する場面に出くわしたり、自らアクションを起こして実証してみないと意味がないように思います。

「こういうことをすると人はこう反応する」という内容の本ですから。

そういった意味で実践するための本であり、読むだけで刺激を受けたり、覚醒されたりといった効果はありません。

シリーズ3冊目、『影響力の武器 戦略編』まで買ってしまったので、読んでみますが。