東大挑戦のオードリー春日と、青学受験の田村淳。

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日本人失格 (集英社新書)

この二人に共通点があるのに気付きました?

それは、現代文の成績が良いことです。

入試科目において、現代文は、誰でも一定の点数は取れるため軽視されがちです。

正直、勉強してもしなくても、あまり変わりません。

対策があまり意味ないということは、

逆に言うと、

地頭的なものがかなり影響するということです。

現代文はレベルの低い問題だと、常識レベルなので、ほとんど差がつきませんが、

問題が難解になればなるほど、かなり差がつく科目です。

問題が良いと、論理的思考力があるかないか、かなり正確に測定することができます。

現代文が地頭測定に効果的だということは、SPIなどに代表される能力測定試験において、かなりのウェイトを占めることからも実証されています。

まあ、SPIはたいした問題は出ませんが。

話を戻しますが、

春日も淳も、準備時間がないため英語などは苦戦しているようですが、

特に準備を必要としない現代文の成績が良いということは、

地頭は良いということが、かなりの確率で言えるのではないかと思います。

受験対策として、現代文の講義・解説などの授業はありますが、正直、ほとんど効果はないと思います。

後付けで解答を解説することはいくらでも出来ますが、思考過程を確認する位の意味しかありません。

しかも、自分より頭の悪い講師の授業は、むしろ害ですらあります。

現代文は、相当に頭の良い講師の授業でないと意味がありません。

 

かなり昔の話ですが(90年代初頭)、、、

 

私としては、代ゼミの田村秀行講師は凄く良かったです。

当時、私は代ゼミの本科生でした。

私大受験バブル期だったので、予備校生はワンサカとおり、予備校はお祭り状態でした。

1つのコースだけで、成績順に10クラスくらい(1クラス600人位)ありましたが、

田舎の高校時代にほとんど勉強しなかった私は、はじめは真ん中くらいのクラスにいました。

このクラスで、英語や古文について、受験用の基礎ノウハウを教えてもらい、

凄く役に立ちました。

おかげで、1~2か月で、英語と古文の成績は急上昇しました。

いったい、高校の教師は何だったんだ?(私の地元に予備校はありませんでした。)

と思いましたよ。

 

ですが、

 

このクラスで現代文を担当していた講師の授業は全く役に立ちませんでした。

はっきり言って、講師自身の頭が悪かったし、

よほど、頭の悪い受験生を想定しているのか、レベルが低くて話になりませんでした。

周りの受験生は熱心に講師の話を聞いています。

このクラスって…、地頭このレベル??と衝撃を受けました。

こんな簡単な論理操作、わざわざ解説することじゃないだろw

講師は「ここにマーカーを引いてー」とか、全く意味のない指示をしてましたが、

一切無視していました。

 

足を引っ張っていた英語と古文の成績が急上昇したおかげで、

その後のクラス替えで、一気に上位のクラスに入りました。

あまりに簡単に成績が上がってしまったので、完全に大学受験をナメてしまったのですが…。

 

さて、上位のクラスに行くと、

現代文の担当講師の1人が田村秀行氏でした。

 

田村氏の授業は凄く面白かったです。

面白いといっても、冗談などは一切言わないです。

論旨明快、聞いていて思考がクリアになる感じです。

ストレスゼロ。

およそ、授業というもので、ストレスがゼロだったことは、

その後の人生も含めて、田村氏だけのような気がします。

 

田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式

この本は私が受験後に出たもので、読んだことはありません。

ですから、内容の出来についてはわかりません。

Amazonの現代文ランキングで1位になってました。

発刊が1996年にもかかわらず、いまだに1位というのは凄いことだと思います。